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学年のマドンナの彼氏になったら大学生活も共に過ごすことになった  作者: 136君
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広くなった部屋③

 私も久志もレポートが終わったのは3時を回ってから。ここまで来たら逆に寝ないほうがいいのかもしれないけど、明日は2限からなので私は時間がある。


「明日は何限から?」

Q『1限』

 『さすがに仮眠とるわ』

 『おやすみ』


久志は若干朝が弱い。というか、起きるまでが長くて、そこからが早いって感じ。この時間から寝たとしたら、寝れるのはせいぜい3時間くらいだろう。それで久志はきっと起きれないはずだ。


「おやすみ」


これはきっとモーニングコールしないと1限遅れそうだな。


 そして静かになった部屋。通知音も何も響かない。若干ハイになっているのか、目は冴えてしまっていて、眠れそうにもない。でも、さすがに寝るか。


 ベッドに移動して横になる。そして目が疲れてしまうまでWeb小説を読み始める。1人になってから、寝るまではずっとこうだ。お陰で文章力も上がってきていると思うし、アイデアも湧いてきやすくなってきている。今回のイベントで出す用の小説と次回の分のプロットは上がっている。あとは書くだけだし、今年は色々チャレンジしてみようとも考えている。


 何が変わったかと言ったらこれしかない。私の心の中に”寂しさ”が積み重なって言っているから。この広くなった部屋にいると、久志という心の中の大事なピースが欠けてしまったかのように感じてしまうから。これまでの私の原動力は”幸せ”って気持ちが強かったと思う。だから私が書くのはそういう要素が強かった。でも、今回書いたのは、どちらかというと落ち着いた、噛み締めるような、そんなの。


 ああ、だめだ。考えが止まらない。今はとにかく頭を空っぽにして目を閉じるだけ。それだけを考えよう。


 私の呼吸の音だけが聞こえる。私の心臓の音だけが聞こえる。落ち着いているけど、どこか寂しい。誰かと重なってないからだろうか。久志と重なっていないからだろうか。


 離れて暮らせば暮らすほどに強まる気持ち。また会いたい。早く会いたい。


 世の中の遠距離恋愛しているカップルってこんな感じだろうか。データが少なすぎて分からないけれど、たぶんそうなんだろう。よく耐えられるなと感心してしまう。


 目尻からつーっと流れていく感覚。これはきっと嘘じゃない。久志も同じ気持ちだといいな。


 そんなことを思って私は意識を手放した。

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