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学年のマドンナの彼氏になったら大学生活も共に過ごすことになった  作者: 136君
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新歓でもう先輩たちは暴れ始める③

 そうこうしているうちに時間になり、新歓は始まった。


「時間だけど…まだ部長が来てないんだよね。」

「誰が来てないって?」


4時半ちょうどに入ってきたのは少し背の高い女の人。いかにも創作やってそうな人だ。


「来ていきなりだけど、私、部長の前田です。学部は生物資源です。この部活って活動がまばらだし、揃うこともほぼないし、幽霊だらけだけど、オタクいっぱいだから楽しんでね。」


笑顔でそう言うけど、サラッとすごいこと言ったな。揃うことがほぼないって、ネットに書いてあることと違うやんけ。


 なんて思っていると、しれっと先輩たちが2、3人入ってきていて、その人たちはずっと流れているアニメを見ている。この人たち、絶対アニメ見に来てるだろ。


「んで、2人は挨拶は?」

「私たちはしました!だけど、駿人が。」

「あーね。じゃあ駿人よろしく。」


駿人と呼ばれて立ち上がったのは、さっきからずっと2人を叱ったりしていた先輩。すらっとした立ち姿ながら程よくしまった筋肉が分かる。


「海洋先端2年の加瀬駿人でーす。どっちか言うと書き専で、小浜でも暇な時は小説書いてます。小浜行く人いたら仲良くしたいです。よろしくお願いします。」


その挨拶で、さっきの違和感の正体が分かった。


「あの潮の匂いはそれか。」

「ん?今の言ったの誰や?」


ふと口にした言葉を聞き取った加瀬先輩は、その正体を知ろうとこっちに聞いてくる。俺がおずおずと手を挙げると、嬉しそうな顔になった。


「よく気づいたな。今日も海の近く通ってきたし、住んでんのも近いから海風の匂いが染み付いてんけど、やっぱ気になる?」

「いえ、好きな匂いなんで大丈夫です。」

「そうか。なら良かった。海洋?」

「はい、海洋先端です。」


そう言うと、またいっそう嬉しそうな顔になる。たしか小浜の方は文芸部はなかったとか。だから入る人も少なくなるわけで、逆にこうして同じ学科の後輩がいることも珍しいだろう。


「よかったな。テスト問題いっぱい回したるわ。」

「ありがとうございます!」


俺としても同じ学科の先輩がいてよかった。


 1年生のほうの自己紹介は、2回目の新歓後にあるご飯のときのようだ。そのときにはどんな無茶振りをされるのやら。


 流していたアニメもちょうど終わり、あとから来た先輩たちの自己紹介を聞く。創作系の人はそこそこいて、イラスト系の人の絵を見せてもらったりした。めちゃくちゃ上手かった。

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