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五つ魔法陣(スティグマ)  作者: くのぎ
10/13

九話

今、恭介は人生最大の緊張感に浸っていた。

無意識に拳を握りしめていて手汗がひどかった。





対に恭介始めてのバトルが始まる。





「それでは、今からBチームとFチームの三回戦目を行う!二人とも準備はいいか?!」


ハイネ先生は恭介と相手チームの女を交互に目をやる。





「はい!!」




女の子にしてははっきりした声が聞こえてくる。





それに対して恭介は





「だ…大丈夫…です」




情けない返事をする恭介





初めてのバトルでの緊張と勝たなければいけないというプレッシャーに押しつぶされそうな恭介だったがそんな迷いは一気に振りほどかれる。





「始め!!」



グラウンドにハイネ先生の声が響き渡る。





恭介は身構えていた……こちらに歩み寄ってくる相手チームの女の子に対して警戒する恭介





「君…名前は?」


バトルの最中に名前を聞くというありえない行動をとる恭介。




「えっ…私??…ナタリアだけど…」





いきなりの質問にちょっと驚くナタリア




その言葉に恭介は自己紹介を……





「俺は七日…」




恭介が名前を言う前にナタリアが動いた

恭介がさっきまでいた所が焼けていた。



「うわっ!なにすんだよ!」



恭介がいきなり攻撃してきたナタリアに文句をいう。





「何じゃないでしょ!今はバトル中なんだから!!」






ナタリアの言葉は最もだった。

すると次々に手から魔術を行使していくナタリア




ナタリアの手から紅い光が恭介の元へと飛んでいく。



「それそれそれーー!!」



楽しそうに魔術を行使してくるナタリア




「うわっ…うぉっと…」


次々とナタリアの攻撃をかわしていく恭介




(このままじゃ…らちがあかない…とりあいず懐に入り込むか!!)





相手の攻撃の最中に頭の中で攻撃の一手を考える恭介





そして、恭介のファーストアタック!





次の瞬間ナタリアは唖然とする。





目の前から恭介が消えたのだ!。







「ほぉ…これはなかなか速いな……魔力も使わずに…」




ステージの上(空中)にいたハイネ先生がつぶやく




恭介はすでにナタリアの右斜め下に入り込んでいた。




「まずは、一撃…」


恭介は右手の拳を握りナタリアに振り放つ!!




人を殴る痛々しくて鈍い音が聞こえてくるはずだった…恭介に聞こえてきた音は



ガンッッ!!




金属音だった。





「ぐっ!!…」




ナタリアから一歩下がる恭介。




力いっぱいに殴ったはずのナタリアを見て見ると、そこには緑色の何かがあった。その緑色の物体は透けていてナタリアがその物体をつかんでいた事が分かる。




緑色の何かは縦長の盾の形をなしていた。



周りから声が沸き立った。




「あ…あれは魔装具…そんなあの魔術は三年生から習うはずじゃ…」



【魔装具召喚】とは人それぞれにスティグマが一つずつあるのだが…実はそのスティグマの魔力で物質を形成して武器にも盾にも使われる魔術の事なのだ。







周りの生徒はナタリアの魔術に驚きを隠せなかった。




「魔装具って何だよ…反則じゃねぇかよ…」






恭介の言葉にナタリアは自慢気だった。





「フフッ♫どう凄いでしょ??すっごく練習したんだから」





恭介にとってこの状況はかなりピンチだった。



ナタリアの遠距離の魔術攻撃そして魔装具である盾





正直、今の恭介には魔術はまだ使いこなせない。だからといって近距離攻撃(体術)でいけばナタリアの魔装具でガードされてカウンター




恭介がそう頭で悩んでいるうちに、ナタリアは、ずっと魔術で攻撃してくる。





恭介は、それをよけていたのだが考え事をしていたので足元をおろそかにしてしまいつまずいてしまう。





「やべっ…!」





ナタリアの攻撃は恭介に直撃してしまう。





恭介は、一気に後ろに吹き飛ばされる。





「ぐはっ…!」



自分のチーム側の壁に背中から激突する恭介制服は焼き焦げていて恭介の見事に割れた腹筋が見えていた。



それを見ていた周りの生徒(女子)は「キャーキャー」とか「もっともっと!!」と言っていた。ある意味完全にナタリアのサポーターみたいになってる。





恭介が壁つたいに立ち上がると後ろから声が聞こえてくる。






「貴方…何をしているのかしら?」





恭介のボロ負けの姿を見てそう言い捨てる。






「だって…魔装具とか…意味わかんないし…」




苦しい紛れにそうクリスに答える恭介。





「だったら、貴方も魔装具召喚を使えばいいじゃない…」




冷たい目で恭介を見下ろす。





「やり方がわかんねぇーんだって!!」





恭介の不満が爆発した。





やり方が分からなくて当然だった…恭介は

ろくに魔術の使い方も分からないのに魔装具召喚などという高等魔術のやり方を知るわけがない。





だが、そこでクリスは信じられない言葉を口にした。





「そう…貴方は知らないだけ使おうと思えば使えるはずよ。」




その言葉に、目が輝く恭介。




「今回は、特別に私が使い方を教えてあげるわ…スティグマに問いかけなさい…力を引き出す魔術の言葉で……」




そして、しばらくして…恭介はナタリアへと一歩踏み出していく。





「話は終わったかな?待ちくたびれたよ~」




どうやらナタリアは恭介とクリスの会話が終わるのを待っていてくれたようだ。





「いいぜ…」




ナタリアの問いかけに短く答える恭介…その表情はさっきまでの恭介とはまるで違っていた。





「決着を…つけようか」





恭介の言葉にちょっとイラつくナタリア






「せっかく待ってあげたのに…その態度…それにその余裕…一体何が代わったか見せてもらうわよ!!」





ナタリアが手を恭介に向けて魔術を行使した

…中級魔術を




「あだなす全ての影を打ち滅ぼせ!!フェアリーシャベリング!!」





その光景に、生徒・ハイネ先生が呆然とした。





ハイネ先生は我に帰り恭介に言葉言い放つ!






「キョンキョン!!ステージから降りろー!下手したらしぬぞ!!」




恭介の耳に届く様に大きな声で叫ぶハイネ先生。





だが、その言葉を聞かずにその場で何やら呟く恭介。






(俺のスティグマ…聞いてるか?俺はここで負けたくないんだ…だけど今の俺じゃナタリアを倒せない…だから…スティグマ…お前の中にある力を俺にかしてくれないか?)





恭介は、自分のスティグマに問いかけるように独り言を繰り返す。



すると声がした女の声が……





「力をかしてくれ?…それはちょっと違うわね。フフッ」







恭介の独り言が誰かに聞こえたのか…返事が聞こえてきた。





「貴女は、誰……」






恭介は声の主に質問を投げかける。





恭介の目の前には銀髪の綺麗な女の人が立っていた。恭介は今目を閉じているはずなのに







「やっと…来てくれたのね」




「私は、貴方の中に眠っているの…。」



「そんな事より…力が欲しいのでしょう?」



女の声に恭介は





「力を…俺にかしてくれるのか??」





その言葉に女は





「さっきも言ったけど…この力はもう貴方の物…貸してくれは間違いよ…フフッ」





「それってどういう…」



恭介が女の言葉に質問しようとした所で恭介は絶句した。




女の手が恭介の体を貫いていたからだ。




そして、ゆっくり手を脱いていく。





「確かに…渡しましたよ力」




女は弱々しい声でそう呟く。

女の体が足元から少しづつ光となって消えはじめた。






「ちょっと待って…!!」





恭介の言葉も虚しく消えていく女の体…そして最後にここ言い残した。





「私の…遺伝子を受け継ぐ青年よ…その力で…生き残りなさい…敵はもう……」




この言葉を最後に恭介の前から女の人が消えた。



………




「キョンキョン!!ステージから降りろー!下手したらしぬぞ!!」




その言葉で、現実に戻った恭介。





すると恭介は体中にあるスティグマに意識を集中して呪文を唱えはじめた。




「我の枷を外して…今こそ¨力¨を解放をなして…敵をなぎはらえ」





魔法陣スティグマ破壊ブレイク




そうすると次の瞬間!!




恭介の体中にあるスティグマが蒼く光ってから飛び散ったのだ。





そして、恭介の髪は黒から銀髪へ…目も黒から蒼へ変化していく。






そんな恭介に向かってナタリアの魔術が降り注ぐ!!



どんどん、距離が短くなり次の瞬間!!






ドガーンッ!!



まるで隕石が落ちてきたかのような音と共に地響きがステージの周りにいた生徒達を襲う。





土煙が上がり恭介の姿が確認出来ない。





それを見てナタリアが






「ちょっと…やりすぎたかな?」





とっまるでもう決着がついたかのような事をいう。




だが、人影がみえる。

ナタリアは慌てて身構える







そして土煙が消えていく。




ナタリア・周りの生徒達・ハイネ先生は目を見開く!!






「嘘…でしょ、?」




ナタリアは自分の中でも最大の魔術を全力で行使したにもかかわらず恭介は立っていた。




さっきとはまるで別人の恭介…髪がこの世のもなとは思えないほど綺麗な銀髪で目も透き通った蒼。







恭介は片手を前に出して直立していた。



地面を見て見ると恭介が立っている所以外の地面が大きくえぐれていた。




「やっと…戦える…今度は負けない!!」








恭介の口から声がもれる。




恭介は瞬間移動のような早さでナタリアの前に立ち拳を振り放つ初めて…¨魔力…を込めて……。







「もう…忘れたの魔装具の事!!ちょっとカッコ良くなっただけで強くなるわけないじゃ!!」



ナタリアは魔装具の盾を構える。





勝負は一瞬だった!。





恭介の拳はナタリアの魔装具を貫いて腹にめり込む。




ナタリアの魔装具は緑色の光の粒子になって消し飛んだ。





そうして倒れた………







二人とも






そこでハイネ先生が口を開く!





「この試合は、引き分けのみなす!!誰か…この二人を保健室へ…」




その言葉は恭介は、暗くなる意識のなかで微かな聞こえていた。



(結局…負けちゃった……クリスに怒られるなぁ…)




























恭介ちゃんのバトルいかがでしたかね?

ファンタジーの王道ってかんじだね((((;゜Д゜)))))))ww


次は、恭介が目を覚ますとこらからだね。



これからもよらしくお願いしますヽ(;▽;)ノ。

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