第30話 夢の舞台と、新たなる扉
新しい出会いが待ってた
「ミュージックサバイバル」で
ミサキ(凛夏)が1位に輝いてから数ヶ月。
ついにコラボした音楽番組の放送日がやってきた。
ステージには、
オーディションを勝ち抜いた2位から10位の中から選ばれた
2名のライバーも登場し、
ミサキと共に「ゼロ Qライバー」として曲を披露した。
オーディションを勝ち抜いた2名も
オリジナル曲を用意する必要があり、
一人はプロのバンドマンで新曲を、
もう一人はアマチュアアーティスト自信作を熱唱。
その圧巻のステージを見た視聴者が
アプリをダウンロードするという連鎖反応も起きた。
また、応援ランキング上位20名が
番組のスタジオに観覧者として招待され、
大西直也、連、山本勇次は
生でミサキたちの熱いステージを見守っていた。
番組でミサキの出番が終わった瞬間、
出版社の担当編集者から電話が来た。
「三崎さん! 今、テレビ見たんだけど……
ライバーしてたの!? しかも番組出演とか凄すぎる!」
驚く編集者に恐縮するミサキ。
しかし、編集者は興奮冷めやらぬ様子で続けた。
「……なぁ、ライブ配信をネタにした小説、書いてみないか?
ライバー・ミサキと、小説家・三崎凛夏の正体を発表したら、
相乗効果でどちらのファンも取り込めるはずだ!」
その提案に、ミサキは執筆を決意した。
翌日。いつも通り配信を始めると、
見慣れない新規リスナーが大量に乱入してきた。
ほぼ全員が音楽番組を見て、
ミサキを狙ってアプリを入れた人たちだ。
『あ、あの音楽番組のライバーだ!』
『山本勇次ってモデルの?』
『大西直也ってあのピアニストじゃん!』
コメント欄が怒涛の勢いで流れる。
それを見たミサキは、
自分のコラボ相手である俳優やモデル、
バンドマンのライバーを次々と紹介し出した。
『自分の枠なのに他のライバーを紹介するなんて優しいな!』
新規リスナーたちは感動するが、
アプリ内では他のライバーを紹介したりするのは
日常茶飯事のことだった。
お読み下さりありがとうございます
次回もお楽しみに♡




