【刀鞘慣らし 乱連卍】
初手刀鞘 儘に成らざる 挿し納め
焦れては逸り 零すもどかし
新たに手に入れた刀の試し遣い。慣れぬ逸り焦りからか、抜刀納刀すら覚束ず、つい愚痴を零してしまう……
慣れし太刀 鞘の抜き差し 滑らかに
色音艶やか 響く鍔鳴り
気分直しに扱い慣れた太刀を手に取る。思い通りの抜納の滑らかさと艶やかな鍔鳴りが心地好い……
熟れ鞘 良く塗れ唐味 新刀の
反りの深きも 挿さば直ぐ行き
戯れに扱い慣れた鞘に新刀を挿してみれば、見事な唐様の鞘に新刀が素直に挿し納まる……
初鞘の 鯉口難く 熟々と
挿す黒刃太刀 やおら抜き挿し
更に戯れ、遣い慣れた太刀を新鞘に挿して見ようとするが難儀してしまう。焦らずに慎重に挿し入れる……
技標の 型組み試し 変え合わせ
千姿万態 乱れ交える
新刀の扱いも馴れた。刀鞘二組を用いて様々に技の型を試してみる。型の順序作法も乱して夢中になって愉しむのであった……