もう1つの私
連れて来られた場所は左右に扉が10個ずつ付いた廊下
「ここはどこですか?」
「試着室よ」
とクロンズさんは答えた
どうやらここは分身、つまりもう1つの私を作るための部屋の前にいるらしい
私は扉に「5」と書かれた扉に入るよう良いクロンズさんはどこかに行ってしまった
私は部屋を見回す
殺風景な部屋だった
服や髪飾りが無ければ鏡やメイク道具類何て無い
「ここで何をすれば……ん?」
私は部屋の中央に光る物を見つけた
「何、これ」
aipattoだった
画面をタップすると
『初めまして、ワタシはアイと言いますワタシはあなたのナビゲーターをさせてもらいます』
aipattoから音声が聞こえてきた
機械的な〝Hey Siri〟のような声だ
「……あなたはアイって言うの?」
「はい、あなたはワタシの主です、主の仰せのままにいたします」
「私はこれからどうすれば良いの?」
「あなたにはこれからここの世界で使う分身を製作させてもらいます、こちらからお選びください」
そう言って画面が切り替わった
「うわっ!」
思わず声が出た
画面には顔の輪郭が5種類あった
(この中から好きな輪郭を選べって事だよね?)
私はとりあえず普通の輪郭を選び決定ボタンを押した
その瞬間
〝ピコン〟と音がなった
音がし他方を見ると空中に大きな画面がうかんでいた
ファンタジーゲームとかに良く出てくる何も無い空間に出てくるような画面だ
その画面には私がさっき選んだ輪郭が写っていた
私はおどろきながらも次の顔のパーツを選ぶ
次は目、眉だった
それまた凄い数だった
私はクリクリの可愛い目と、平均的な眉を選ぶ
ピコンとまた音が鳴る
画面を見ると選んだ目、眉が輪郭の上に乗っていた
いや、はまったと言うべきか
定を押すと次は目の色を選ぶ
色は深海を思わせるような深い青色の瞳にした
次は鼻
鼻は一般的なのを選び決定ボタンを押す
その次は口
口は通常より少し小さめ、分厚さは薄目にした
その次は髪形だ
私はまず前髪を選ぶ
(今まで前髪とかって邪魔だったからピンとかで止めてたけど、今回は前髪付けてみようかな)
私は前髪、姫髪を選び次は後ろ髪を選ぶ
「……これって複数合わせる事って出来ないのかな?」
何となく思った疑問を解消するために私は2つ選んでみる
すると、まさに2つが合わさった髪形が大きい方の画面に写った
「凄い……!これならいくらでも出来ちゃうよ!」
私は夢中になって髪形を極める
「……出来たっ!」
私はハーフ三つ編みとハーフ団子を合わせた髪形を選んだ
頭の側面は細い三つ編みで飾れて御団子で結ばれている
髪の色は夜空のような紺色にした
そして、最後はついに服装だ
服装は和服や、洋服、Tシャツ、ワンピース……等数百種類の服がaipattoに写った
「うわ、凄っ……なんか見慣れない服があるけど、それってもしかしてこっちの世界での服、なのかな?」
私は色々な服をタップする
「……よし、決めたっ!」
渡しが選んだ服は薄いクリーム色のワイシャツに大人っぽい長めのパステルピンク色のスカートを選ぶ
全てを選び終わった私は大きい方の画面を見て新しいじぶんを見る
そこに写っていたのは⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯




