中間地点
私はスファルに連れられて別の部屋の中に入った
中は20~30人程の人がいた
「遅かったじゃない!」
え?と振り返ると髪をピッチリと団子に結い上げスーツを着たいかにも〝仕事が出来る人〟の姿の女性がいた
「本当に信じらんない、仕事を放棄するなんて!」
「放棄してない!」
「また、そう言って……この子は?」
「あぁ、この子は日本の東京から来た子だよ」
「東京から?また、珍しいところから来たのね、あなた名前は?」
「あ、私は神海 澪桜と、いいます」
「神海 澪桜さんね、私はクロンズ・リフトと言うのよろしくね」
「はい」
「スファル、この子はここに暮らすで問題なのよね?」
「さぁどうだか」
(暮らす?どう言う事?)
「まさか、それすら聞かないでここに連れてきたの?」
「あぁ、そうだよ」
「ハァ、本当に信じられないわ……もう良いからさっき、ブラジルから来た男性がいるわ通訳をお願いね」
「はいよ」
「あの、通訳とは?」
「あぁ、スファルはこう見えて通訳者なのよ」
「え、あれが?……あ、すみません」
「良いのよ、所であなたに聞きたいことがあるのよ」
「あ、私もあるんですけど」
「何かしら?」
「あの、ここはどこなんですか?」
「ここはアナザーワールドの中間地点よ」
「中間、地点?」
その通りだとクロンズさんは頷いた
言えばここはとある世界、つまり異世界へ繋がる門のような役割を果たすのと言う
「澪桜さんがここに来たって事はここに住みたいって事よね?」
「ここに、住みたい?」
「えぇ、あなた木製の扉から来たじゃない」
「どうして、その事を……?」
「木製の扉からここに繋がってるからよ」
「そうなんですね」
「あなたはここに住みたい?それか元の世界に帰るか」
「……もしここに住んだらもう元の世界には帰れないんですか?」
「いいえ、いつでもここの世界とあなたの住んでいる世界に行き来出来るわよ」
「なら、ここに住みたいです」
「えぇ、歓迎するわ」
「私はこれからどうすれば良いんですか?」
「名前と姿を変えてもらうわ」
「……え……?」




