いつもの日常
朝6時
ピピッピピッピピッ!
目覚ましの音で目が覚めた
「…んん…」
布団から体を起こす
「早く朝ごはん作らないと」
顔を洗い朝ごはんを家族分作る
丁度作り終えた時両親と兄姉がやって来る
「おはようございます」
「……」
こちらが挨拶してもシカト
けどこんなの気にも止めない
「朝ごはん、出来ました」
「早くこっちに寄越せ」
「はい」
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「行ってきます」
家を出るのは皆が出ていった後だ
戸締まりをし、誰もいない家の中に向かって声をかける
当然返事は無い⎯⎯⎯⎯⎯はずだった
「キュウ…」
「……え……?」
(今、何か聞こえた気が……気のせい……?)
今の声が気になったが学校に遅刻するわけにも行かずその時は気付かなかった
⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯まさか、これが私の生活を一変に変えてしまうきっかけになるとは……
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学校
「おはようございまs」
バシャン
頭から冷たい物が降ってきた
「アッハハハハハ!」
とたんに巻き起こる笑い声
「……」
(本当に……うんざりする)
「ちょっとぉそんな濡れた姿で教室に入らないでよ~」
そんな声は無視して自分の席に座る
(今日も始まるのか……地獄の1日が)
そう思った直後|学校のチャイムが鳴り響いた
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私は神海 澪桜
中学2年生です
好きな物、事は特に無い
もう皆さんは察したと思うけど
私は虐待といじめを受けています
家では召し使いのように
学校のでは奴隷のように
皆気に食わなければ殴り蹴る
不満があれば罵り罵倒される
そんな毎日だ
そして、そんな毎日が私にとっていつもの日常だ
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「神海さ~ん」
「……はい」
「今日学校終ったらさ私達と出かけない?」
「い、いや、今日は早く帰らないといけなくて……」
「えぇ~私達の誘いを断るって事~?」
「断るとかそう言うんじゃ……」
「せっかく私達が誘ってるのにぃ~!」
「ねぇ、良いじゃん、行こうよ~!」
「っ、あ、っと……はい…」
「マジ!?ありがとー!」
「めっちゃ楽しみ~!」
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「んじゃ、ほら行こっ!」
「ちなみにどこに行くんですか?」
「駅前のショッピングモール」
「そこのドーナツが美味しいって噂があるんだよね」
「あ、そうだ神海さん、私達にドーナツ買ってよ~」
「1人2つで良いからさぁ」
「え、けど……」
「ね?良いよね?」
「……はい……」
「さっすが神海さん!」
「ご馳走になりま~す」
「それと、ジュースも付けてくれると嬉しいんだけどぉ、良いかな?」
その圧がかかった笑顔に断れるわけもなく
「……はい……」
と返事をするほか無かった
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「っは~!楽しかった~!」
「ね!ドーナツ美味しかったし」
「神海さんも楽しかったでしょ?」
「……はい」
「また、ここに行こうか」
「良いね!」
「あ、あの…私帰りこっちなので……」
これ以上一緒にいたくなくて私が歩いてるのと違う道を指差すと
「あ、そうなの?」
「へ~、てっきり私達と同じ道だと思ってたけど」
「んじゃ、また明日~」
と私に冷たい口調で返してきた
「はい、また明日、です」
(これでやっとあの子達から自由になれる……)
私は疲れたため息を吐きながら家路に着くのだった




