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落ち込むまどか
[なんで廊下にウンチが落ちてるわけ?」
あかりがみきえにつめよる
みきえが朝ごはんをほうばりながら「廊下もちゃんと見たんだけどな~なんで見えなかったんだろ・・」
「いや、そうじゃなくてなんで落ちてたの!」
また、ごはんを食べながら「たぶん・・まどかの部屋のドアの影で見えなかったのよ・・」
「いや・・この話題でごはんを食べるのが信じられないし・・」
と、そこへお風呂で足を洗ったまどかが戻ってくる、まだ顔に生気がない
「あ・・まどか、大丈夫?」みきえがまどかに近寄る
まどかが生気のない声で「今日・・・学校、休む」
「うん、うん、いいよ、休んでも・・」とみきえがうなずく
「それで・・・明日、病院に行く・・」
「え?」
「病院にに行って・・この足・・切ってもらう・・・」と言うとふらふらしながら階段を上って行く
「まどか~、そんなこと言わないで・・・」
みきえにかまわず魂のぬけた足取りで二階に消えて行く
あかりが「あ~あ、どうすんの?またひきこもりが増えちゃったよぅ」と後ろからみきえに言ってくる
みきえが気まずそうにうつむく




