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第二十八話 アイのコクハクを
決行日当日。
私の名前は高橋由紀、19歳。
好きなものは絵を描くこと、歌う事、そして…ユキさん。
キャー!
話したい事があるという趣旨をラインで送ったところ、意外と直ぐにOKの返事が来た。
シンデレラとは逆に、私は魔法が解けてから彼に告白する。
「由紀、頑張れ!」
「頑張れー」
「ここで頑張らないとね!」
「ありがとう、ゆき、ゆき2、ゆき3!」
友達が応援してくれる。
そうだ。私は人生で一番頑張らないといけない日なのだ。
「…あ、由紀…」
「…yukiメ。おはよ。じゃあね。」
「…うん。」
由紀は直ぐに前を向く。
「おはよう。今日だね。」
「おはようございます、頑張ります★」
yukiさんが味方になってくれて良かった。
「…由紀…!」
「おはよ★」
ゆきアにも挨拶を。
目の前にはたかはしゆきがいる。
「頑張りな。」
「当たり前よ。」
ハイタッチをし、由紀は進む。
一瞬で、魔法が解ける時間になってしまった。
「待った?ごめんね、バイトがあって。」
目の前にユキさんがいる。
「いえ、大丈夫です!」
「それで…話って?」
「それは………」
今までの事を思い出す。
今までの思いを今。
つづく




