表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/2

2章 未知の脅威

今回は予選トーナメントと、灰色の鋼鉄がなぜルビー村に来たのかを書きました。

 ルークたちが予選会場についたときはすでに沢山の人が集まっていた。手早く手続きを済ませると、選手たちが使う部屋へと案内された。予選トーナメントは、一気に100人が一斉に戦い、残った2人が決勝トーナメントに進める。ルークとジャックはそれぞれ第3、第4トーナメントに振り分けられた。


「それじゃあ、 ルーク、決勝で会おうな。」

「ああ、お互い頑張ろう」

そうゆうと二人は、それぞれのトーナメント会場に向かった。

トーナメント会場は闘技場のようになっていて、会場はたくさんの人が上から見られるようになっている。予選は、場外に行くか、持っている武器や装備が壊れるか、降参が敗北条件になる。

ルークは第3トーナメント会場に向かった。そこには、知った顔がいた。


「あら、あんたも第3だったの。奇遇ね。」

テールは余裕たっぷりに言った。

「ああ、そうだな。それにしてもずいぶん余裕そうだな。だれかに負けて予選落ちになるかもしれないだろ。」

「なに、あんたそんなこと考えてるの?私とあんたの実力だったらこんな低レベルのトーナメント、余裕でしょ?」

途端に周りの戦士たちがギロッと睨んできた。

「おい、テール、声デカいって…。周りに聞こえるよ。」

ルークは心配そうに言ったが、テールはそんなことも気にしないかのように言った。

「そんなのどうでもいいわ!いい、強いものは、常に自信を持って自分を誰よりも信じなくちゃいけないのよ。そんなこと気にしちゃだめ。」


その時、一人の大男が話しかけてきた。

「おいガキども、調子に乗ってるようだが、悪いがこのトーナメントに勝つのは俺だ。ルーク、お前とは手合わせしたことがあったな。あのときの屈辱、忘れはいない。お前もそうだろう?」

だが、ルークはそんなこと覚えちゃいなかった。

「ごめんなさい、どちら様ですか?俺全然覚えてなくって…」

その途端、大男は顔が真っ赤になった。

「あの戦いを忘れたと言うのか!ふざけるなよ!俺は隣町の道場のブロッグだ!お前をあと一歩まで追い詰めたな!お前、この予選トーナメント、覚悟しとくんだな!」

そう言うとブロッグはドスドス足を鳴らしながらどこかに行った。

「あんた、人を煽るの上手ね〜。まあ、決勝で会いましょ。お互い頑張ってね。」

そう言うとテールもどこかに消えていった。


その時、大きなアナウンスが響いた。

〈試合開始まで残り一分です!各選手は準備を整えて下さい!〉

各選手は、各々の武器の点検などをやめ、戦いの準備を整えた。今まで選手感で雑談などをしていたりして和んでいた空気に、一瞬で緊張感が走った。ピリつく空気の中、ルークは腰の剣に手を当てた。果たしてこの剣はどれほどのものなのか。そんなことを考えているうちに、残り30秒になった。深く息を吸い、呼吸を整える。そろそろだ。


乾いた空気に、試合開始の甲高い鐘の音が鳴り響く。

〈試合開始ー!〉

その声と同時に歓声が上がり、戦士たちは雄叫びを上げながら、果敢に剣を振りかざした。それと同時に、轟音が鳴り響く。同時に10人程度が場外に飛ばされる。観客席から大きな歓声が鳴り響く。テールだった。持ち前の槍とすばやさで敵を翻弄し、圧倒的な実力を見せつける。

「やっぱすごいな、テールは。」

試合の中心となったテールを片目にみながら、ルークも戦闘態勢をとる。程なくして、テールには勝てないと察した参加者たちが、ルークの方に向かって来た。ルークはテールよりも下に見られていることに少しがっかりしながら剣を構える。


昇剣ひけん


その剣のひとふりで、向かってきた戦士の半数以上がなぎ倒される。戦士たちは転がり、斬撃が盤上に深い傷を残す。このたった10数秒の出来事で、残るほとんどの戦士も戦士喪失し、棄権するものもいた。しかし、それを見ても戦う意思を持つものもいた。

その中には、先程ルークたちに絡んできたブロッグもいた。

隣町で一番の剣の使い手だったブロッグは、迷うことなく鍛え上げられた剣技でルークに斬りかかる。しかし、それをすべていとも簡単にいなし、蹴り上げながら切り上げる。お互いの剣が鋭い火花を散らしながらぶつかり、ルークの剣がブロッグの剣を折った。カランカランと折れた剣が転がる様をみて、ブロッグは力なく膝をついた。

その間にもテールは次々と敵を倒し、盤上に残った敵はどんどん減っていった。ルークも負けじと向かってくる敵を薙ぎ払う。


〈第3トーナメント、試合終了ー!〉

歓声が鳴り響き、残ったルークとテールはハイタッチを交わす。

「やったなテール、これで決勝進出だ!」

「当たり前でしょ、ここはあくまで前座。本番は決勝なんだから。あんたも剣技に磨きをかけてるみたいだし、決勝で当たること、楽しみにしてるわ。」

そうゆうと手を不利ながらテールはどこかに行った。ルークも、決勝まで時間があるので、どうしようかと悩んでいるときに、ふと人混みが目に入った。興味がそそられ、人混みに近づくと、そこにはジャックがいた。


「おうルーク、決勝進出おめでとう!すごかったな。」

「ありがとうジャック。一足先にそっちは終わってたんだな。」

「ああ、こっちにも相当強いやつがいてな。そいつがほとんど倒しちまった。そんなことより、今から灰色の鋼鉄グラウ・シュタールがなにか話すらしいぜ。」

「まじか?一体なんだろうな。やっぱり前線から帰ってきたのにはなんか理由があるのかな」

そんな話をしていると、壇上に6人の豪華な鎧を着た戦士たちが上がった。その瞬間、大きな拍手が起こった。灰色の鋼鉄グラウ・シュタールだ。

「おいルーク、あいつだ。あの一番ちっこいやつ。あいつが俺のトーナメントにいたやつだ。とんでもなく強いぞ。」

その少年は、ルークと同じ背丈くらいで、鋭い緑の目に褐色の肌、深く濃い青の髪だった。ルークは武者震いをした。おそらく、今まで戦ってきた中で、テールを入れてもおそらく一番強い。このトーナメント、どうなるかわからなくなってきた。


「皆さん、ありがとうございます。団長のルード・エグカッソです。この度は前線より伝達を預かってまいりましたので、その伝令に参りました。今、前線では黒のネファリエンスが猛威を奮っています。その中で、突然変異した魔獣が見受けられました。しかしながら、そういった魔獣は前線近くにしか見受けられず、このような前線から遠く離れたところには出没しないかと思われますが、警戒するに越したことはないので、我々が警告に参りました。」

その時、一人の中年の戦士が声を上げた。

「そんなこと言っても、その魔獣、どのくらい強いかもわからないのに警戒の仕様もないだろ!実際どのくらい強いんだよ!」

「おそらくですが、A級冒険者3名ほどの力かと。」

会場がざわついた。A級冒険者と言ったら、特別強いS級を除き、一番強い階級だ。その力は、5年に一人ほどの人材。ルビー村のような地方の村には、せいぜい一人か二人ほどしかいない。

「しかしながら、安心して下さい。我々が周辺を捜索し、徹底的に捜査しますので、安心して下さい。」

そうゆうと、ルードは壇上から降りていった。

「やっぱり、テールが行ってた能力者と関係があるのかな。」

「きっとそうだろう。それにしても、わざわざこんなところまでS級冒険者が警告に来るんだから、相当危険なんだろうな。」そうルークが言った。


そうしている間に、決勝トーナメントの案内をするアナウンスがなった。

「そろそろ時間だな。早く行こう、ジャック。」

二人はまだ議論を展開している集団をあとにして決勝トーナメントの会場に向かった。

太陽が落ちてきて、空を赤く染め、ルークたちに影を落とす。このあと、決勝トーナメントは波乱の展開を迎え、ルークは村を追われる立場になる。しかし、それはまだ、誰もわからない。後に【悪魔の炎事件】と語られる決勝トーナメントが、今、始まる。

いかがだったでしょうか。予選トーナメントではルークとテールが圧倒的な力を見せ、他の参加者を圧倒しました。前回の後書きで、登場人物の外見の深堀りもすると言いましたが、予選トーナメントや灰色の鋼鉄の話などを書いていたら、どこに入れるかわからなくなってしまいました。無理やりねじ込もうかとも思いましたが、次の話で頑張って入れようと思います。受験生なので更新が不安定かもしれませんが、続けて読んでいただけると幸いです。それでまた、次の話でお会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ