第12話 奇跡
ー 山の中 ー
「やべぇな‥ハァハァ」
攻撃が当たる瞬間
「オラァ!大丈夫か?楓君」
「あ、はい」
心の声(楓)‥初めて見るな‥鬼の状態の鹿嶋さん
鹿嶋さんと怪異化した美久ちゃんの母親はすごい速さで戦いを繰り広げた
怪異は、その場で倒れ、
「これでお終い!」
「待ってください!」
「瑠璃君!?/前野!」
「この人は、美久ちゃんを守りたいだけです!」
そんなやりとりをしていた。背後から攻撃が来そうになったが、
「ママ!待ってもう、私は大丈夫だから!」
「そうですよ‥美久ちゃんは強く生きています。安心して、大丈夫です。」
手をかざした‥瑠璃の手から温かい光が溢れた。
そして、怪異化した母親は生前の姿に戻り、
「美久!ありがとうね!ママも美久のこと大好きだから、強く生きてね‥」
「うん!私もママが大好き‥これから叔母さん達と頑張って生きていくね!」
会話を交わした後、互いに泣きながら、母親は光の粒子となり天に登って行った。
「え?え?ボクどういう事?」
何をしたのか、全く理解できていなかった。
「多分瑠璃君は、払う力が‥優しい力が覚醒したんだと思うよ‥」
鹿嶋さんがそう言った。
「まじか‥」宍倉さんは目を点になっていた。
緊張と力を使ったからか、ボクは気を失った。
今までの様子を伺う影があった。それは誰も気づかなかった。
2日目は終わっていて、目覚めたのは3日目の昼間だった‥
ー 旅館 ー
「ここは‥‥どこ?」
「瑠璃君!/瑠璃っち!」
「ここは、旅館だ」
「美久ちゃんは?」
「瑠璃お兄ちゃんありがとう」泣きながら抱きつく美久ちゃん
「美久を助けていただいてありがとうございます。」旅館の女将さんが頭を下げた。
「いえいえ」
心の声‥あんまり、覚えていないんだよな
女将さんと美久ちゃんは部屋から出ていき、
「瑠璃っちこれどういう事!」
芝山さんはボクが置いて行ったメモを見せながら怒っていた。
「すみません‥邪魔になるかとは思いましたが、やはり何かしたい気持ちにかられつい‥」
「何がともあれ、瑠璃君ありがとうお陰で私は間違えを犯さずに済んだわ‥本当にありがとう」
「実はあまり覚えてなくて‥」
「え?そうだったの!」
「はい‥必死だったので」
みんなは顔を見合わして不思議そうにしていた。
「そう言えば、楓さんは見えなかったんですね‥何も知らずすみません」
「別に‥っていつから、苗字呼びから名前呼びになった」
「今です!楓さんもボクの事、瑠璃と呼んでください。」
「さぁな‥」
そう言って部屋を出て行った。
「でも無事でよかったよ瑠璃っち」
「そうね‥」
「もう3日目のお昼になってしまいました。これからどうしますか?」
「瑠璃君は休んでいて」
「鹿嶋っち寝てないからね」
「え!そうだったんですか!」
「だから、明日に軽くみんなで周って、帰ろう!」
「せっかくの旅行だったのにすみません‥」
「謝らないで‥仕方ない事だから」
そう言われて3日目はそれぞれ部屋で過ごした。
夕食の時、1、2日目よりもさらに豪華な料理が出た。
女将さん曰く、お礼だそう
感謝しながら、夕食を楽しんだ。
3日目は終わった。
心の声‥明日はちゃんとみんなで楽しまなきゃ
最終日の朝、ご飯を食べた後
「みんなどこ行く?」
「そうね‥楓君と瑠璃君が行ったスイーツ巡りしてみない?」
「いいですね!/いいね!」
楓さんは少し嬉しそうな感じで口元が緩んでいた。
スイーツ巡りをして、楽しんでいた。
次のお店に行こうとした時、ボクは男性に話しかけられた
「君、一昨日のやった力すごいね‥惚れ惚れしちゃうよ」
心の声‥なんで、知ってるのかな
「えっと‥誰ですか?何のことですか?」
「もし君が良ければ、わたしと一緒に来ないかい?」
心の声‥意味がわからない 誰なの?
「瑠璃!」
「てめぇ、荒吹!何うちのバイトに声かけてんだ!」
楓さんが声を荒げながら言った
「怖い怖い、宍倉君‥」
「他が来ては困るからわたしはここで退散する‥またね前野瑠璃君」
目の前から急に消えた
唖然していたが、
「楓さんがあの人誰なんですか?」
「落ち着いたら、説明する」
そう言って、何事もなかったかのようにスイーツ巡りを続けた。
旅館の人達にお礼を言い、その場所を後にした。
ー 車の中 ー
ボクと芝山さんは疲れてしまったのか寝てしまった。
「鹿嶋さん‥荒吹が瑠璃の目の前に現れた‥あいつ現場を見ていたらしいです。」
「何ですって荒吹が‥帰ったら、社長に言わなくちゃ」
「はい‥」
そんな会話をしていることも気づかずぐっすり寝ていた
楓さんがボクと芝山さんをそれぞれ家に送った後
ー 何でも屋「カギヌマ」事務所 ー
2人は旅行で起きたことを鍵沼さんに話した。
ー 瑠璃の家 ー
「初めての旅行楽しかったなぁ〜」
楽しい思い出と大変だった事を振り返りながら、寝た。
ボク達は何も知らなかったそのことを知るまで
ー ??? ー
逃げ回る女性
「いや、やめてぎゃーー」
首を切られ、絶命する。
「や、やめてくれ!ぎゃぁぁ」
無惨にも切りぎざまれた男性




