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バーキン家の侍女恐るべし。




「2人の様子を見ても動じないとは流石バーキン家に長年勤めているだけありますね。普通は目を覆いたくなると思いますが」



私の気持ちを代弁してくれたアンドリュー。

あれ?ちょっと待って?アンドリューはそんな事を思っていたの?

びっくりなんですけど。



「正直アリア様の取り巻く環境は変わりません。皆様アリア様を前にすると大体こうなります」



ちょっと!王子に向かって『こう』とはどうなの!?



「皆様、骨抜きにされていたので誰も注意しません。・・・だから屋敷にこもってゴロゴロと・・・」



やめて!ルドルフの前で私の過去を語らないで!!



「・・・そうか。僕はまだまだのようだね。バーキン家の人達と同じレベルだと言うのだから」



良かった・・・ルドルフには引きニートがバレてない。

私がほっと息をつくとルドルフが両手で私の頬を包み込み深く口付けた。

ジュディの前では比較的紳士に振る舞っていたから安心してた。

こんなに早くもバラしてしまうなんて。



「んっ・・・!」


私がルドルフに抗えるわけもなくされるがままでいるとアンドリューのため息が聞こえた。


暫くして唇が離れるとルドルフは私を抱きしめる。



「安心してください殿下。アリア様の唇に口付けたのは殿下しか見たことありませんから」

「・・・なんというか・・・流石元バーキン家の侍女ですね」


アンドリューの言葉にルドルフが笑った。



「ジュディと話していたらなんだか馬鹿らしくなってきたよ。アリアが独りの時や僕と一緒の時は好きにさせてくれるかな。毎日勉強ばかりなのに部屋でも堅苦しかったらアリアが死んじゃうでしょ?」

「かしこまりました」



私の専任で身の回りの世話をしてくれるのはジュディだけれども、基本的にルドルフがいる時はアンドリューが私も面倒をみてくれる。

だからジュディは暇なのかもしれない。

でもルドルフと一緒だと甘い雰囲気になるからあまり見せたくなかったりもする。

それに着飾ったりしなければ基本的に自分自身でできてしまうから。


「それでは私は失礼いたします。また何かございましたらお呼びください」

「ジュディありがとう」



ジュディがお辞儀をして出て行く姿を見送る。

なんだか活躍できなくて申し訳ないなぁ。

私なんかの所に来なければもっといきいきしていたかもしれない。



「大丈夫だよ、アリア。ああ見えてジュディはアリアが大好きだから」

「えっ?」

「だから君の元に来たことを一度だって後悔していないはずだよ」



ルドルフは不思議だ。

いつだって欲しい言葉をくれる。



「はい!ありがとうございます!」



私が微笑むとルドルフも微笑みかえしてくれた。

あれ?なんかこの笑みは・・・。



「ところでその派手な鳥は何かな?」

しまった!突然ジュディが現れたお陰で、すっかり頭からこの鳥の存在が抜けていてルドルフに言っていなかった!!



それから私はお父様のレッスンまでルドルフからお説教を受けることとなるのだった。






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