遊びに行きたい
きーんようびー!
待ちに待った金曜日です!花金です!やふー!
明日になればお休み…お金もあるし…秋葉原行っちゃおうかな!?
うふふー!楽しみぃ!
…さて、じゃあそんな休日を手に入れる為に今日を生き抜きますかぁ!
この先生きのこれるか!ってことだね!よっし!頑張るぞぉ!
カッ!
日差しが僕の気力を奪う…ぐす…世界の全てが僕の敵なんじゃないだろうか…
いや!僕は土曜日の為に頑張るんだ!
「おっはよー!」
「………………」
「…おはよう!」
「返事がない。ただの案山子のようだ。」
「殴るよ」
「殴ったら折れちゃうからやめて。」
「そんな事で折れる訳ない…って言いたいけど…折れそうなくらい細いよね。」
「そうかな?…ふん!」
ぐぐっ!
「おぉ!?かなり筋肉あるね!?」
「ふふん。私は武道も嗜んでおるのでね。」
「へぇー?因みにどこの?」
「武道館だよ」
「なんて名前?」
「善武拳法」
「へぇ〜…なるほどなるほど。」
「そんな事聞いてどうするんだ?…まぁ、いいけど。さ、行こう」
「おう!」
……結局テンション高いままだなぁ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「授業!」
「うん。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「お昼!」
「そうだねー」
「ねーねー。明日どっか行かない?」
「行かない」
「…なんで…?」
「明日は用事があるの。」
「なんの?」
「お出かけ」
「誰と?」
「1人」
「…付いてっていい?」
「やだ」
「なんで?」
「なんででも」
「うぅ…」
…僕の趣味について来られたら困るしね。
「お願いー!一緒に行きたいのぉ!」
「やだ。」
「お願「だめ。」わかったよ…」
しつこい人は嫌われるよぅ。
「……」
そんな不機嫌な顔されても…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「一緒に行けばいいじゃないか。」
「ぴぇ!?」
翔太の口から信じられない言葉がっ!
「なんで?」
「折角出来た友達だろ?仲良くしろよ。」
「それとこれとは話が別だよ!」
「…そうかぁ?1人より2人の方が楽しいと思うんだが…」
「なんも分かってないな!?そんなのはリア充共の戯言だ!話合わない奴と行ったってなにも楽しい事なんてないんだよ!秋葉原のグッズ巡りは1人!もしくは話の合う人との2人くらいが1番なんだ!」
「わ、わかったわかった…」
「あ、雄星誘おうかなぁ?」
「おい。」
「いや、雄星は話合う人だから。」
「その排他的な態度どうにかしないとボッチだぞ…?」
「ボッチって言うな!孤独じゃない!孤高だ!」
「…そうかい。」
「翔太も行く?」
「なんでだよ。俺話合わないだろ」
「翔太は翔太だからいいんだよ?」
「意味がわからん俺がいいなら河内もいいだろ?」
「だってあの人と知り合ってまだ一週間程度ですしおすし手巻き寿司って市販のは手で巻いてないですし。」
「…最後の方がよくわからんが…友達ってのは時間じゃないだろ?」
「時間じゃなくても河内さんとはそんな長くないし…翔太が1番だし…あ!月乃ちゃん呼んじゃう?」
「やめろ。小さい子を汚そうとするな。」
「汚すだなんて失礼なぐふふ。」
「うわぁ。」
「うわぁじゃねぇよ。くっそー!くらえ翔太!泣き落とし!…ぐすっ…翔太酷いよぉ…一緒に来てよぉ…」
「泣き落としって最初に言ってて引っかかるわけないだろ…」
「僕と一緒に来てくれないの?酷いよ。なんで?僕より大事な人が居るの?」
「だからハイライトを消すな!」
「コンコン。翔太?まだ起きてる?」
「やめろ」
「ちぇー…いいよ1人で行くから…」
「まったく…嫌われてもしらないぞ?」
「翔太が居てくれれば平気っ♪」
「はぁ…」
さて、何万くらい持ってこうかな?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『明日秋葉原行かない?』
『すまん。用事があるんだ。』
『ちぇー』
『お土産よろしく。』
『ほざけ…』
仕方ないや。1人で行こう
同人誌は…大宮の方がいいかな。秋葉原のアニメブックスってR-18ばっかだし。
じゃあやっぱりグッズかな?最近あのアニメの専門店が出来たって話だしね。
そういばコミッケが終わったから同人誌たくさんだよね?うふふ。
それに…新作も出たって話だし…こりゃ1万2万じゃ足りないなぁ…
ふふ。こういう時は嬉しいね。親がお金たくさん送ってきてくれるのって。
よし!3万5千持ってこう!
楽しみだなぁ…今日は早く寝よう!10時くらいには家出たいしね!
あれ?メッセージだ。
『日曜日は?』
…?
『暇だよ』
『じゃあ、遊びに行かない?』
『どこに』
『大宮とか』
……ふむ。明日秋葉原の後大宮に行く予定だったけど…
日曜日に別れた後に行けばいいかな?
よし
『いいよ』
『ありがと!』
…さて、寝なくちゃね…ふふ。楽しみで寝れないかすやぁ。