第四話「パラレルワールドと注音符号?」
2019年1月22日早朝、台湾の客家(27歳)の人が日本行きの飛行機の中で眠りに落ちた。目が覚めると、ベッドにいた。
えっ?私は飛行機に乗っていたんじゃないのか?
部屋のドアが開くまで、やっと多くのかつてないことを知った?!
彼は人類が絶滅した世界に来たんだ!そして目が覚める日も1月22日だなんて!?……(一言で説明するのは難しい)
宴が終わって部屋に戻ると──机の上には、見覚えのない分厚い本がいくつも積まれていた。
翌日。
ベッドの上で大きく伸びをしながら、ぼんやりとつぶやく。
(今日もいい天気……。よし、昨日のあの本、ちょっと中身を見てみようかな。どうせ読めないだろうけど……絵くらいはあるよね?)
なんとなく眉をひそめながら、私は首をかしげた。
(……ん?)
ベッドから身を起こし、好奇心に引かれるまま、ゆっくりと本の積まれた机へ向かう。
左手で、欧風の厚くて古めかしい本をそっと手に取る。
(わあ……この本、雰囲気すごい!伝説の古文書ってこういうのかな?質感もいいし、表紙もちゃんと手入れされてる……私、本当にどうやってここに来たんだろう?)
右手で椅子を後ろに引いて腰を下ろす。
さらにもう一冊、同じ雰囲気だが白くてさらに分厚い本を手に取る。
(こっちは新しめ?でも系統は同じだな……よし、めくってみよう)
本を机に平らに置き、何百ページもある紙束をざっとめくる。
(おっ……辞典?でも、やっぱり読めないよね、はは……)
思わず口元が上がる。前の注釈のページをめくり返すと──
(えっ……ちゅ、注音……?え、これって注音符号が元になってる文字なの?)
辞典には、タイヨン合衆国(United States of Taioan)の文字や語源、その変遷について詳しく書かれていた。
読み進めていくと──どうやらタイヨン文字には二種類の書き方があるらしい。
元の世界の注音符号を草書化して、どこか平仮名に似た形にしたもの。そしてもう一つは、注音符号の声韻をそのまま組み込んだ刻体文字。
二つが混ざり合ってできた、不思議で独特な文字体系だ。
タイヨン文字には、私たちの世界で使う漢字は存在しない。
すべてが片仮名や平仮名のような形で表されるのだ。
刻体文字は、片仮名のように角張った形をしていて、直線だけで構成されている。
そこに声韻の記号が加わることで、意味や読みが変わるらしい。
石板や装備に刻むとき、あるいは名前や大事な見出しを書くときに使われる“大文字”のような扱いだ。
一声はそのまま。
二声は最後の記号に二本線。
三声、四声と増えていき、軽声は右上に小さな三角形──まるで半濁音のようだ。
一方、書体文字は平仮名のように丸みがあり、筆記に使われる。
最後の記号の右下に声韻を添えることで“小文字”として扱われるらしい。
一声の書体記号の後には何も付けず、小さな空白を一つ置く。
二声の書体文字の後には右下に少し上向きの撥ねを付ける。
三声、四声も同様に増えていき、軽声は最後の記号の右下に点を一つ打つだけで表す。
最後に、句読点は文字の間に置かれ、形は私たちの世界のものとほとんど同じだ。
気づけば──私はその辞典に一日中没頭していた。
コンコンコン──
「エンジェルちゃん、起きてる?入るわよ〜」
ノックと同時に、アユミさんがそっと扉を開けた。
「失礼します!」
「ねえ、一緒に街へ出て、朝ごはん食べに行きましょう?」
彼女たちは私に服を着替えさせてくれた。
「かわいい……!エンジェルちゃん、本当に似合ってる!」
そう言われて、私は鏡の前で思わず顔が真っ赤になる。
どうしていいかわからず、指先がそわそわと落ち着かない。
(ああ……ダメ……かわいすぎる……!)
外へ出た瞬間、景色の違いが一気に目に飛び込んできた。
ここは──間違いなく別世界だ。
私たちの世界のような高層ビルはほとんどないけれど、この世界ならではの建築様式が堂々と並んでいる。
人通りの多い大通りに出ると、活気ある市場の声が飛び交っていた。
「一斤五十!」
「一斤五十〜!」
「買うなら今だよ!今日だけだよ〜!」
「お嬢さん、おいでおいで!」
(ここ……伝統市場? なんだか竹東の市場を思い出す……。こんなふうに市場があるなんて、この世界にもあるんだ。しかも看板や文字は、さっきの辞典に載っていたタイヨン文字──刻体文字と書体文字だ。)
「エンジェルちゃん、今日はこのお店にしましょう」
アユミさんが、通り沿いの一軒を指さした。
「ここ、美味しいんだよ。ねっ?」
内田さんがふわっと甘い笑顔を向けてくる。
その瞬間──胸の奥がきゅっと掴まれたように、心が持っていかれた。
「……」
「……」
気づけば、心がふわっとどこかへ飛んでいって──
周りの声なんて、もう耳に入っていなかった。
日本語でライトノベルを書けるようになり、文法がおかしい、修正が必要だというコメントがあれば、学んでみてください。お願い^ ^
《人間のいないパラレルワールドを冒険》オリジナル中国語
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