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第110話 汚名返上○

 散射された水のレーザーが上を制する鳥人たちを襲う。


「ダああああああ」


 翼を狙撃され墜落したバードマンは、獲物を地で待ち構えていたルーツのその荒い剣刃に斬り刻まれていった。


 ダンジョンの中部屋、草原のフィールドを飛んでいたバードマン達はルーツとイルーシィのパーティーにより殲滅された。


「おつかれイルーシィ」


「あなたは斬るだけだからいいよね」


「う……俺だってディエラがいるし!」


「そっ。まりょくがもったいないし無理に使う必要ないわ飛んでいる敵は私のアクアスナイプだけで十分」


「……はぁ……たし、かに」


「さっさと先を急ぎましょう。あなたのせいで変な噂が流れているし」


「う……それに関しては」


「王に集められた優秀な若いダイバーがダンジョンの浅層で倒れて女にお姫様抱っこで運ばれていたなんてね、ルーツ」


「す……すまな。おい! お姫様抱っこなんてないだろ!!」


「え事実だけど」


「嘘をつけえ!!」


「事実」


「はぁ、先を急ぐぞ」


 急に草原を駆け出し部屋の奥の通路へと向かっていったルーツ。


「ちょっと!?」


 イルーシィは、ふいに攻勢に出ていた会話を打ち切られてしまい慌ててルーツの後を追いかけていった。


 立ちはだかるモンスターたちを打ち倒し322層目、ルーツとイルーシィのパーティーはダイバーたちの間で噂されている汚名を返上するため深く深くダンジョンの奥へと下りていくのであった。

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