はじまり
いきなりだが、「転生」という言葉を知っているだろうか?異世界転生など定番だな。
君たちは転生をしてみたいと思うかい?
異世界で無双したり、ハーレムを作ったり。「転生したらきっと楽しい」「転生したら人生が変わる」。まあ、実際人生は変わるが、楽しいとは限らない。
そう、今から語られるのは、地獄のような転生を繰り返す、転生者達のお話だ。
そんな「かつて」いや、「現在」、そんな曖昧な話を僕が語ろう。
僕だけに許された。
僕だけにしか語れない、お話を。
狭い路地裏に電話の着信音が一つ漏れた。
携帯には「かなこ」と表示されている。数秒間迷ってから、電話に出る。
「おーい、元気?私は元気だよー!」
その声を聞いて、呆れる。
「あんた、何でそんな元気なのよ…」
「私はずっと元気だよー!」
(私は元気じゃ無い!)と心の中で答える。だが、どこか安心したような表情をしている?
「あんた、今どこにいるのよ?どうせ、お金なくて放浪してるんでしょ?」
「半分、正解!」
かなこが、少し声を低くした。
「ちょっと、戦闘でしくっちゃってね。残り人数何人か聞いておきたかったの。」
その声を聞いて、さっきまでのふざけた雰囲気が、なくなったことがわかった。
「残り人数は、10人以下だと思うけど、5人以上はいると思う。」
一呼吸置く
「あんた、今死んだら…」
かなこが食い気味に答える。
「わかってる、わかってる。多分死なないよ。じゃあもう電話、切るね。」
「ちょっと!」という静止聞かず、かなこは電話を切った。
「あいつ、元気じゃないじゃない!」
そう言って、走り出そうとしたが、かなこの場所がわからなかった。
「あーーーー、もう!!!」
頭をくしゃくしゃと、する。「何もできない」、そんなことを思っていると、空がピカッと光る、それの後に轟音が鳴った。そこにかなこがいるなんて保証は無いけど行くしかない。距離は離れているが、彼女なら走って行ける。そう、彼女の能力が、それを可能にするのだ。
その瞬間、弾丸の様に駆け出す。当たり前の様にビルに跳び乗り。最短距離で向かう。
「かなこ……!」
数分後、轟音が鳴った場所についた。そこは大きなグラウンドで、中心には二つの焼死体があった。一つは、かなこの身に付けていたヘヤピンを付けている。間違いなくかなこだ。
「二つ?相打ちしたの?」
かなこが死んだことよりも、なぜ二つの死体があるのかを考えた。これは冷徹なのではない。自分が生き残るために、必要なことなのだ。その時、後ろから声がした。
「やあやあ。初めまして、綺麗なお嬢さん。僕は円藤 舵。その二人が僕を無視して戦い続けたから、漁夫の利させともらったよw」
怒りを押さえつける。そう、かなこが転生者だという時点で、いつかは死ぬ。
「そう」
それだけ言って、俯く。
「私は燈米 茜。あんたを今から殺す。」
顔を上げた彼女の目は理性のある狂気を宿していた。
「いきなり物騒なことを言わないでくれ。君みたいな可憐な女の子が、僕を殺す?冗談はその目だけにしときなよ。」
円藤は額に汗を滲ませながら平静を取り繕う。
「来なよ、転生者の基本は殺し合い。強き者が勝ち、弱気者が負ける。つまり私が勝って、あんたが負ける。早くしてくれない?あんたに使う時間が、もったいないんだけど。」
円藤の額に青筋が浮かぶ。
「僕に向かってそんな口を聞くなんて、やはり品性に欠けるね。メス猿は黙っていれば可愛いのに。」
燈米の額に青筋が浮かぶ。
「は?」
とてつもない殺気がぶつかり合う。
数秒間の沈黙―――
「「掛かってこいや!!!!」」
沈黙を裂くように、二人が同時に怒号を発し、
戦闘が、開始する。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
あまり気合の入った分量は書けないですが、少しずつ話を広げていきたいと、思っています。
これは自分に、言い聞かせています。
飽きないように頑張ってください、自分。
さて、説明したいことがあるので言います。なぜタイトルが「無限転生・β」になったかというと、「無限転生」の部分はネーミングセンスがないだけです。自分で打ってても恥ずかしくなるぐらい、ダサい名前ですね。
タイトルの「β」の部分はこれから「α」や「γ」といったシリーズを作りたいからです。僕の喋りたいことは喋ったので終わります。次回もご期待ください。
円藤の能力未定です。(´;ω;`)タスケテ




