表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
2/35

魂壊夢子(こんかいゆめこ)

1968年 埼玉県


ジリジリッと目覚まし時計が鳴りいつものように私は起きる。


私の名前は魂壊夢子こんかい ゆめこという結構珍しい名前だ。


私は起きて着替えて荷物を持って台所へ向かい朝食を作る準備をして作り始める。


(今日は魚と目玉焼きでいいかな、ご飯も昨日洗っていてよかった)


と考えて20分程経ち作り終える頃に後ろから


「おはよう」

と眠たそうな声を出して椅子に座る。


背中半ばまである長く黒い髪の中に一部だけ灰色の髪があり白色の目の女性

東優子ひがし ゆうこ


優子さんは私が幼い頃に引き取ってくれた親の様な人だ。優子さんは料理が出来ないので私が代わりにしている。


「おはようございます」

と返して出来上がったので皿に盛って机に置く


「え〜またこれ〜」

と子供のみたいに文句を垂れる

「文句言わないで下さい、こっちの気持ちも考たことあります?」


「ないよ」

とすぐに返してきた。


(呆れた人だ)


と考えるとため息がでた。


そして、そんな事関係無いような感じでいきなり

「今日、引っ越してくるこが来るから帰り道教えといてね」


「はぁ!?」


と驚きのあまり箸を落としてしまった。

だけど気にせずに問いかけた。


「なんで今言うんですか!?」

「なんでって、今思い出したから」

「年齢と性別は?」

「同じ学校だから大丈夫よ」

この人の適当さは朝からイライラしてきた。

「もういいです、洗い物は任せました」

と言ってすぐに食べ終えて荷物を持って外でたった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ