魂壊夢子(こんかいゆめこ)
1968年 埼玉県
ジリジリッと目覚まし時計が鳴りいつものように私は起きる。
私の名前は魂壊夢子という結構珍しい名前だ。
私は起きて着替えて荷物を持って台所へ向かい朝食を作る準備をして作り始める。
(今日は魚と目玉焼きでいいかな、ご飯も昨日洗っていてよかった)
と考えて20分程経ち作り終える頃に後ろから
「おはよう」
と眠たそうな声を出して椅子に座る。
背中半ばまである長く黒い髪の中に一部だけ灰色の髪があり白色の目の女性
東優子
優子さんは私が幼い頃に引き取ってくれた親の様な人だ。優子さんは料理が出来ないので私が代わりにしている。
「おはようございます」
と返して出来上がったので皿に盛って机に置く
「え〜またこれ〜」
と子供のみたいに文句を垂れる
「文句言わないで下さい、こっちの気持ちも考たことあります?」
「ないよ」
とすぐに返してきた。
(呆れた人だ)
と考えるとため息がでた。
そして、そんな事関係無いような感じでいきなり
「今日、引っ越してくるこが来るから帰り道教えといてね」
「はぁ!?」
と驚きのあまり箸を落としてしまった。
だけど気にせずに問いかけた。
「なんで今言うんですか!?」
「なんでって、今思い出したから」
「年齢と性別は?」
「同じ学校だから大丈夫よ」
この人の適当さは朝からイライラしてきた。
「もういいです、洗い物は任せました」
と言ってすぐに食べ終えて荷物を持って外でたった。




