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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
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あのあと

「なぁ、沼田はどうやった?はじ」


相変わらずのドスの効いた声で泰晟が話しかけてきた。


「二人だけじゃってあだ名で呼ぶな」


「別によかじゃらせんか、はじは標準語で言おうとしてあんまり喋らんの知っとっからな」


(バレとったか)


親友の泰晟とあの事を話そうとして部室に入る。

「まぁ、正直に言えばあんわろ(あいつ)は強いな。なんならあのまま続けたやおいは負けてた」


「マジで言ってんの?」


「あぁ、そうだが」


と返すと泰晟は大きなため息をついて


「だったらあんわろは東郷少尉を越えるって事か?」


「もし、戦争が起こればあんわろはおいに並ぶかもな」


と誇らしげに泰晟に対して言った。


黒川学園は少し特徴的なことがある。それは『16歳以上は戦争に参加しても可』ということである。普通は18歳以上でないと行けないがここだけはなぜかいける。(理由も誰かがいったかは知らないが)だからおいは少尉になることができた。


「俺は、はじに協力するからな」


「そげ事せんでよか、泰晟も家のことがあっじゃろ」


「それはお前に言わっる筋はなか、お前は東郷家の長男なんだからな」


と話しているうちに時間が来てた。30分も無駄にした

「では戻るか」


「そうだな、示しがつかねぇもんな」


と茶化してきたが鼻で笑い

「示しはいつも付けてるから大丈夫だ」


と答えると「そーゆー事じゃないだろ」と言っていたが気にせず体育館へ戻ると沼田に大量の人だかりに合っていた。

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