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恒河沙  作者: 佐瑠未亜綺
第1部 死者が語る戦争
107/111

告白

家に入るなりまた酔ってる状態で跳んできて夢子に抱きついた。


「おかえり〜夢子ぉぉ、死んだかとおもったよ〜」


と子供のようにわんわんと泣いて夢子の胸にうずくまっている

その優子さんを夢子が頭を撫でていてどっちが親なのかわからない


「すみません私が悪いですから、でも響香くんが助けてくれたから」


「知らん、そんなことはどうでもいい!!もう二度と消えないでよ!!私からの約束だから」


「なら私の秘密を教えてください優子さん」


「無理、あとで」


(早くね、もうちょっとためらいはないの)


第三者から見たら惨めな大人にしか見えない状態だった


「だったら早くどいてください、ここ玄関ですよ。せめて居間でしてください」


「だったらもう寝る、おやすみ」


と拗ねてふて寝をしようしてしまった


「一つ聞いてもいいですか、響香くん」


「あっ、えっと何」


といきなり呼ばれ驚きながら居間についていって対面で向かい合った


「あのなんでしょうか夢子さん」


「響香くんは優子さんの秘密を知っていますよね、それを教えてください」


「それは...無理だ、今は」


「なら明日の昼に話して下さい、その変わりに響香くんの秘密を聞かせて下さい」


「えっとそれは言わないとダメなやつ?」


「ダメなやつです。百地さんが聞かないと後悔するって言ってましたから」


(あいつ、地獄で待ってろよ。てかどっちを言えばいいんだよ『病気』か『恋愛』か?)


この二つで3分ほど悩んでいると夢子が痺れを切らしたのか、立って居間から出ていこうとしたので引き止めた


「わかりました。まず俺は『魔力過剰症』という病気にかかっていまして、少し珍しい病気というか症状で治すことが出来ません、そして俺は症状が酷い部類なので長くても24歳しか生きられません。これは誰にも言わないで下さい」


「それはなんでですか」


「心配させたくないからです。そしてこんな俺ですが必ず幸せにしますので恋人になってくれませんか」


「いいですよ」


と一世一代の告白は簡単に了承され、何が起こったかわからなくなった


「えっいいの!?」


「別に変わるようなこともないですし、それに私のために遠いところまで来てくれたので感謝しかありません。私でよければこちらこそよろしくお願いします」


この言葉を聞いて圧倒的な達成感による優越に浸り、頭から床に落ちた


「ではもう遅いので寝ましょう」


と言われて時計をみると0:44分を刺していて12月24日が記念日となり一生忘れないと心に誓った

夢子が「おやすみなさい」と言うので言い返そうと顔を見ると顔が赤かった


(私の方が嬉しいことをバレていないでしょうか)


とニヤけてる自分の顔をしながら自分の部屋に入って布団を敷く


(貴方のおかげです百地さん、明日というか今日の昼に私の秘密を聞いてみます)


と思いながら足をバタバタさせ、枕に顔を押し込めた後に顔を上げてニヤけ、笑顔で寝た



夢子が帰ってきて思いっきり泣いたことは覚えているけどそのあとを覚えてなかった。


(頭痛い、飲みすぎたかな)


夢子と響香が帰ってこなかったからやけ酒して瓶を5本も開けてしまったのは鮮明に覚えてるが二日酔いが記憶を阻害してくる

そして社会人は絶対にありえない時間に起きて45°以上傾く太陽に違和感を覚える


「そういえば帰ってるなら」


と思い台所に行くと相変わらず夢子が朝食を作ってくれていた


「今日は遅かったですね、仕事は大丈夫なんですか?」


「多分なんとかなる」


と言うとため息をつかれた、この感覚が懐かしく思える


と考えてると眠そうな顔で響香が入ってきた


(大丈夫かなコイツ)


と思いながら並ばせてくれた朝食を食べる


(やばい泣きそう)


と3ヶ月以上離れていたことに驚きが勝った


(たったの3ヶ月だったのか、一年かと思ってたけどよかった〜)


と思ってたら夢子が口を開いて聞いてきた


「私の秘密を教えて下さい」


(もういいかな、夢子は娘は17になったのだから)


と思い口を開いて伝える。私ののたった一つの失敗を

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