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ホルンの塔攻略編  11~19階①

 10階を攻略したあと、二人に相談して攻略のスピードを落としてもらうことにした。

「そうだな。じゃあ3日に1回でいいか?」

「それくらいなら大丈夫だと思う」

「私はどっちでも大丈夫ですよ」

 それなら大丈夫だろう。

「あ、そういえば、リュウとかはダンジョンに行かないときって何してるんだ?」

 リュウならいろいろなところを知っているだろう。それを参考にしていこうと思う。

「う~ん。俺はほとんど依頼を受けているからな~。滅多に行かないけどまあ修練場かな?あそこはあまり行かないほうがいいぞ」

 修練場か…。ついでに俺はそこの場所も聞いておいた。

「あと、俺は行かないけど図書館なんていうのもあるぜ。そのくらいかなあ?」

「図書館か。まあ妥当だよな」

 まあ情報を得るには図書館だよな。

「ありがとう。今度訪れてみるよ」

「役に立ったならよかった。じゃあな」





「いらっしゃいませ~。お久しぶりですね」

 俺はこの前訪れた店をまた訪れていた。メイサは図書館に行きたいと言っていたので別行動中だ。

「どうなりましたか?その後は」

「依頼を出してデータを集めたり、実際に自分で行ったりして、やっと完成したんですよ!!!」

「おっ!!マジですか!!じゃあホルンの塔の攻略本ください!」

「はい!まだそれはできておりません!」

「あれ?いまできたっていわなかった?」

「ホルンの塔はまだ出来てないんですよ。だって依頼を受ける人に塔に入った人なんていなかったんですから。なのでこれから私が直に行って書く予定です」

 そうか。やっぱり塔を攻略しているパーティは依頼なんて受けないんだな。

「一人で塔に行くのか?」

「いえ。一緒に行きましょうよ!では出発!!」

「え?俺と?」

「はい。ほかにいまいけそうな人なんていませんので。これからよろしくお願いしますね」

「え?勝手に話を進めないでくれる?」

「さ、早く行きましょう!時間がもったいないですよ!」

「ちょっと待って。そんな急に…」

「いいから行きましょうよ!!」

 無理やり連れて行かれることになってしまった…。

「あ、まだ自己紹介していませんでしたね。私の名前はマリネです。種族はドワーフ。これがステータスです」


マリネ ドワーフ Lv8

所有スキル

《片手剣使いLv5》

《弓使いLv4》

《盾Lv3》

《隠密Lv3》

《打撃Lv2》

《回避Lv1》

《両手剣使いLv1》

《槍使いLv1》

《斧使いLv1》

《照準》

スペシャルスキル

なし


意外にレベル高っ!!え?この人普通の店員じゃないの!?

「え?冒険者だったんですか?」

「はい。ちょっと前までやっていましたよ。そのあとこの店の店員になりましたから。だからダンジョンに入ってデータを取ってこれたんじゃないですか」

そういえばスルーしてたけどあれ一人で行ったのか。

「それなら俺が行かなくてもいいじゃないですか!一人で行ってきてください!」

「ひどい!か弱い乙女を突き放すんですか!?」

「俺より強いだろ!!まあそんなことより、なんで弓なんか使ってるんだ?ドワーフは普通両手剣とか斧とかそこら辺を使うんじゃないの?」

「ふっ。まあほとんどのドワーフはそうでしょうね。しかーし!!私はそいつらとは違うんです!!」

 マリネは鼻高々にそういった。

「私はそんな遅れているドワーフとは違うんです!!ドワーフといえば筋力。それは間違っておりません。しかーし!!筋力を使うのが斧や両手剣なんていうのは笑止!!筋力を使う武器といえば弓なんですよ!!時代はY・U・M・I!!分かりましたか?シュウトさん」

「そ、そうなんですか…」

 なんか熱く語られた。いや、しらねーよ!


「とりあえず、1階から行きましょう。私から離れないでくださいね。ハイド・ロード」

 何かのスキル技を発動させたみたいだ。

「このスキル技は?」

「隠密スキルの技で、私を含めた周囲1Mの気配を消すんです。普通にしていたら魔物に見つかりません。効果はダンジョンを出るまでずっと続くという優れものです!で、私はいつもここから弓を撃っています」

 それいいな。俺もいつかやってみよう!!

「まあとりあえずあそこにゴブリンがいますがあんなの一発ですね。それっ!」

 矢をセットしてすぐに放った。するとその矢は正確にゴブリンに刺さり、ゴブリンはカードになった。

「すごいですね。普通の攻撃だけで倒せるんですか」

「はい。いまは素早さはいらないので威力重視の矢ですから」

 隠れて撃ってるから威力が高い矢を撃てるってことか。隠密スキルってすごく使えるな。たしか俺も持ってたな。まあTPがないからいま上げることは出来ないけど、考えておこう。

「ゴブリンなんて放置して森型ダンジョンでみなかった魔物と戦いましょう。そいつはどこの階から出ますか?」

 ゴブリン、シャモアは森型にいたからコウモリかな。確かコウモリは5階だったっけ。

「5階に出てきましたね」

「わっかりました!急いで行きましょう!」

 そう言うと、マリネは走っていってしまった。

 すると俺は隠密スキル技の効果範囲外になったな。つまり魔物に普通に見つかってしまうな。

「……やばいじゃん!待て!マリネ!」

 俺は魔物に見つからないよう急いでマリネの後を追った。


 俺はなんとかマリネを見つけ、一緒に5階まで走り続けた。

「はあ、はあ。よ、よく5階まで、はあ、はあ。ずっと走り続けてはあ、はあ。息切れてないな」

「まあ走り馴れてますから。無駄な時間は過ごさない主義なんで」

 初めて聞いたぞその主義。

「体力には自信がありますからね。25ありますから」

「ん?25って何?」

「あれ?まだ修練場に行ったことないんですか?」

「ああ。聞いたことはあるがまだ行ったことはないな」

「それなら仕方ないですね。今度行ってみるといいですよ。強くなるには必要なことですから」

「そうなのか。すぐに行ってみるよ。ところで、25ってなんなんだ?」

「修練場に行ったらわかりますからいまは気にしないで下さい」

「それ、目茶苦茶気になるんだけど」


スキル技説明。

ハイド・ロード…自分を含めた周囲数メートルの気配を消す。効果はダンジョンを出るまで続く。

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