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いざ、盗賊退治へ。でもその前に…

ダンジョンから戻ってギルドに向かうとリュウトが待っていた。

「おう!どうだった?」

「ちゃんとレベルを上げてきた。あと、ダンジョンも突破してきた。」

「そうか!じゃあ先に受付に報告に行って来いよ。」

受付に行き、報告と最上階で起きたことを話してみた。

「そんなことはありえないですよ。少なくとも今までそんなこと聞いたことありませんでした。何かの間違いじゃないですか?」

そんなことを言われた。実際に起きたことなんだけどな…。

「あと、ランクアップおめでとうございます。これで近くにある鍛冶屋が使えるようになりましたよ。行ってみてはどうですか?」

そういえば、そんなこと言ってたなあいつ。まあ行く気なんて毛頭ないけど。

「ありがとうございます。それでは。」

リュウトのもとにもどった。そして、リュウトにも同じことを言ってみた。

「なんだそれ?俺はそんなの知らねーな。夢でもみたんじゃねーの?」

リュウトもそんなことを言っていた。しかし、すぐに考え込んで、

「いや、なんか聞いたことあるぞ。確か盗賊の中の四天王の誰かがそんなことを言っていたとかいうことをルインから聞いたことあるな…。」

「ルインって?」

「ん?この町にいる四天王だよ。片手剣マスター・ルインとか言われているけど、実際の片手剣使いスキルレベルは6なんだけどな。」

「そいつに聞けば何かわかるのか?」

「俺よりは詳しいと思うぜ。聞いてみたらどうだ?捕まえた後でな。」

「そうだな。まずは捕まえないとな。捕まえるのはどうするんだ?」

「場所を変えよう。ここだと誰に盗み聞きされているか分からないからな。」


移動した先は一軒家だった。この前とは違うところだ。

「ここは?」

「もちろん俺の家だ。食事処とかも考えたんだが他人がいたら嫌だからな。適当に座ってくれ。」

部屋の中は一応きれいだった。まあこの世界に部屋を汚くする三元素、教科書、本、ゲームがないからな。娯楽がないんだよなこの世界は。探していないだけかもしれないけど。

適当に椅子を見つけて座った。メイサも同じように座った。

「さて。まずは敵の話からしようか。敵は四天王を含めた10人だ。」

「10人って多いのか?」

「ザルド盗賊団的にはそんな多くないらしい。盗賊団に何人いるか知らんけどな。話を戻すぞ。盗賊のレベルはほとんどLv3。二人だけLv2がいる。で、四天王のルインがLv6だ。」

「四天王高いな。」

「まあ四天王だしな。強くないと意味ないだろ。」

「そりゃそうか。」

「次に盗賊団のメンバーについてだ。戦士が8人、魔法使いが2人いる。まあ魔法のレベルは雑魚だがな。まずは魔法使いを捕まえたほうがいい。それからほかの奴らの捕獲だ。いいな?」

「了解だ。」

「分かりました。」

「よし、最後に潜入の仕方についてだ。」

「正面突破じゃないのか?」

「バカじゃねーの!?そんなことしたらすぐやられるわ!!」

「俺の作戦はこうだ。まず、リュウトが正面突破を仕掛けてその隙に俺とメイサが背後からゆっくり突撃する。どうだ?」

「お前は俺に死ねと言っているのか!?」

「それはすごくいい案ですね。」

「せめてメイサはまともでいてくれ!」

「で、どうするんだ?早く話してくれ。」

「お前が邪魔したんじゃないか!」

「早くしてください。」

「…すいません。まず、俺が盗賊の集団の中に戻る。で、魔法使いの近くに陣取る。そしたら、シュウとメイサが入り口に姿を少し見せるんだ。あいつらがそれに気づき、入り口に注意を向けたところで、俺が魔法使いを捕まえる。シュウ達は入り口に姿を見せたあと、すぐに裏口に移動して裏口から侵入して暴れてくれ。俺はその間にほかの奴らを捕まえる。そして、最後にルインだ。ルインはほかの奴らとは装備が違う。あいつは金の片手剣を持っているからわかる。」

「了解だ。いつ決行するんだ?」

「早ければ明日の朝だな。あいつらは毎朝、会議しているから。」

「何の?」

「もちろん、作戦会議だよ。ターゲットの選択とか、追い詰める方法とかだよ。」

そんなことしてんのか。計画的なんだな。

「だから、その隙を狙うんだ。大丈夫か?」

「ああ。もちろんだ。」

「私も大丈夫ですよ。」

「そうか。じゃあまた明日ここで集合な。まだ日が昇らないうちに来いよ。」

「「了解。」」

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