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『男女比100:1の世界で唯一の王子に転生した俺、自由を求めて女装して城を脱走する  作者:


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1話

ある世代から、なぜか男性がほとんど生まれなくなった。


その結果、現代の男女比は100対1。


社会も法律も大きく変わり、男性は国を挙げて保護される存在となった。


前世でよく読んでいた男女比ものの小説みたいな世界だ。


しかも、この世界の男性は女性を怖がる者が多いらしい。


……まあ、周りが自分と違う性別だらけなら、そうなるのも無理はないのかもしれない。


割と本気で可哀想だと思う。


だが、それはそれ。


せっかく転生したのだ。


モテるくらいなら誰も傷つかないし、この世界の価値観なら嫉妬されることも少ないだろう。


なら目指すしかない。


超モテモテ生活を!


そう思っていた時期が、俺にもありました。


なんと俺は、ただの男性ではなかった。


王子だったのだ。


そう、モテる王子ではない。


この世界において、最重要保護対象の王子である。


しかも王族には一つの大きな問題があった。


結婚相手を一人しか選べない。


いや、正確には王族だけではない。


この世界では男性全員がそうだ。


それでも王子ともなれば話は別。


国中の女性が将来の結婚相手候補になる。


正直、重すぎる。


さらに外出には大量の護衛が付き、自由行動はほぼ不可能。


俺が望んでいたのはハーレムライフであって、監禁生活ではない。


だから決めた。


「逃げ出すか」


別に城の生活が不満なわけじゃない。


むしろ快適だ。


だが、人間には自由が必要なのである。


現在の俺は五歳。


肉体年齢は五歳だが、中身は前世込みで二十一歳。


実質大人だ。


問題は、この世界の男性は誘拐の危険が高すぎること。


ましてや王子ともなれば、国宝みたいなものだ。


普通に外へ出れば即大騒ぎになる。


ならどうするか。


答えは簡単。


「女装しよう」


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