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村を追放された最弱召喚士がチート級モンスターたちを召喚して、いつの間にか最強になってました。  作者: 遥風 かずら
第二章:光を求める者

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45.召喚士と試練の渦 1


 何も召喚出来ない……


 最強になったはずの力は、一体どこへ消えたというのか。


 何でこんな状況なのに、試練を与えて来るんだ。


「召喚士ライゼル……あなたが冥界の獣を召喚したことは知っていますよ。その力を使って、シルフに示すのです!」

「ま、待ってくだ――」

「何もしないのであれば、こちらは風を起こしあなたを切り刻むだけ」


 友好的な妖精なのかと思っていたら、すぐに攻撃を仕掛けて来られた。


 親父に会っただけで、まだ何の力も戻っていないのに。


「邪悪にも冷酷にもなったあなたには、あなた自身が知らない力がある。それを使い、シルフであるわたしを倒しなさい」

「そう言われても……召喚する感覚が戻っていないのに、一方的にこんなこと!」

「――あ! どこへ行くのです?」

「た、戦うつもりじゃないので、僕は元来た道に戻ります」


 いくら可愛らしい姿の妖精でも、今は戦わずに森を抜け出したい……そう思っていたら、この場から走り出していた。


 状況の流れでは、戦って善戦して召喚の力を取り戻せたかもしれない。


 だけど今はまだ、そういうことをしたいわけじゃなく、誰かに会いたい……それだけだった。


「何だい、ありゃあ? アレが悪魔に力を貸した召喚士~?」

「……そうです」

「どこにも逃げられねえってのに、仕方無い奴だね。しょうがない、アタシから力を使わせてもらうよ!」

「他の二人には何と?」

「ごちゃごちゃ言わず、アタシからやらせろよ」

「加減はしてくださいね。彼は悪魔に力の大半を奪われたと思い込んで、弱気になっているのですから」


 トルエノに会いたい……いや、みんなに会いたい。


 それだけを思って、目的も無く一心不乱に走り続けた。


 洞窟は一体どこまで続いているのか、そう思っていると、またひらけた空間に出た。


 さっきとは違う土や岩で出来た部屋だ。


「どこに行くつもりでアタシを踏みつけている?」

「……え」


 気のせいか、強気な姉御肌の声が足元から聞こえて来た気がする。


「勝手に入って来て、シカトか?」


 姿が見えないのに、返事をするべきなのだろうか。

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