―第参拾漆章 青空のリザルトアナウンスメント―
「さぁ、時は経つのは早いことで! 時刻は午後四時! 学園祭は終了です!」
体育館にて。学園祭終了を全生徒に伝えているのは、報道委員会委員長のさゆり先輩だ。
「ではこれより、報道委員会から全校生徒に通告です! 今回の学園祭の一大イベント『ミスコン』の最終結果報告でぇす!」
『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!』
さゆり先輩の堂々とした通告に俺たち男子は全員盛り上がった!
さゆり先輩はそれを確認するや否や、さらに次の爆弾を用意し点火する。
「さて、結果発表の前にまずは今日一日中、メイドとして働いてくれた七人の美少女達をステージにお呼びいたしました! では、どうぞ!」
さゆり先輩が声をかけると、今はもう制服に着替えた鏡花たちが出てきた。すると、会場はさらに盛り上がる。やはり、さゆり先輩の場の盛り上げ方は絶妙だ。
「さてはて、では改めてインタビューしてみましょう! みなさん、お疲れ様でした。さて、今のお気持ちはいかがでしょう」
さゆり先輩がみんなにマイクを当てる。
「なかなか楽しめたわよ」
「いい経験だったわ」
「とっても楽しかったの!」
「えへへ、満足してよん♪」
「楽しかったっすよー!」
「ふむ、我ながら上出来だ。うむ」
「接客業がここまで楽しいなんてね。私もバイトしてみようかな」
マイクを向けられ、それに答える鏡花たちのその表情はなんともいい笑顔だった。本当に、楽しかったんだろうな。
「はい、ありがとうございました。さて、では集計結果を発表いたします」
一旦切って、さゆり先輩は続けた。
「今回、私たち報道委員会が集計を行った結果、1873人がミスコンへ、2176人がメイド喫茶に訪れていました。よって賞金はミスコン入場料10円の1873倍の半額、さらにメイド喫茶売上額の4分の1の合計し、千の位から下は切り捨ての2万円になります!」
ほほー、二万円か。現実的でいいな。
「さてさて! では! お待ちかねのミスコンの結果を発表したいと思います!」
さゆり先輩が宣言すると、さゆり先輩の後ろで控えていたスネアドラムが叩かれ、舞台照明が鏡花たちを交互に照らす。おぉー、本格的だなぁ。
「向島学園ミスコンテスト優勝者は――このひとだぁ!」




