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―Ayumis story 後悔―

「……にい……さん」



 私、杉並歩美は、自分の部屋の勉強机のパソコンで、あるひとと今日あった出来事、兄さんがこちらの世界に足を踏み入れてしまったこと、十番隊隊長十七夜鏡花がこの家に住むことになったことを報告していた。



「……嫌な予感はしていましたけど……まさか、鏡花隊長が相手をしたひとが、兄さんだったなんて……」



 メールを送信し終えた私は、途方に暮れてそう呟く。……兄さんを、私たちの世界に引きずり込んでしまったことに、だ。

 兄さんが出掛けるとき、もっとちゃんと、兄さんの行くところを聞くべきだった。そうすれば、もしかしたらこんな事態は起きなかったのかもしれない。

 しかし、琴美さんのバックアップで忙しかった私はそれを怠ってしまった。それが……こんなことになるなんて……。



「……やばい、ですね。なんとかしないと……」



 思い出すかもしれない。兄さんの、封印された、あの、記憶が。

 それだけは喰い止めなくちゃいけない。だって、それが……私の任務だから。



「……それと、もうひとつ……」



 ――十七夜鏡花二代目十番隊隊長の秘密。



 それを知っているのは……限られた人物だけ……。



「だって、あそこはもう――はっ」



 ……なにを考えているんでしょうか、私はっ。



「……あ」



 頭をぐしゃぐしゃと掻いていた私はメールが返ってきたことに気付く。



 ――引キ続キ任務ヲ遂行シロ。杉並俊輝ヲ十番隊ニ入レロ。――以上。



 メールの内容はそれだけだった。

 少し時間が掛ったのは、やっぱり少し困ることだから話し合いをしていたからなのでしょうか? 

 どうなのですか……お父さん?



「ふぅ……。とりあえずこれでオッケーっと。……はぁ」



 溜息を吐く私。



「十番隊……ですか」



 向うがなにを考えているのか、少しわかってしまった私。……どうやら私は――いえ、私たちは厄介な運命を背負ってしまったみたいですよ、兄さん。そして、鏡花さんも。






            To be continued

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