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1/3

1食目:仕事おわりのご飯。


>

――アトリス村。


ここは小さい村で50人ほどの住民がいる。

村の男たちは住民は村の外で動物を狩って食材にし、

自分たちの食料や料理屋に卸している。


野菜は村の敷地に

村の女たちは村の土地のあちこち季節の野菜を育て、

収穫している。


子供達もハーブを摘む仕事する。


医者はそれを薬にしたり、

調理人はそれぞれの料理に合う

たくさんのスパイスを配合している。



>

俺の名前ほヘルモド。仕事は木こりだ

親友のロンと一緒に仕事をしている 。


俺は20歳。

身長は175cmくらいで黒髪のベリーショート。

性格はごくごく普通でのんびり屋さんだと

思っているが、

食事のことになるとうるさいらしい。


ロンも20歳。

俺と幼なじみだ。

身長は180cmくらいでガタイがいい。

髪型は少し長めでいつも髪の毛邪魔だと言いながら

ハーフアップにしている。

お調子者でからかってきたりツッコミを入れたりと

なかなか忙しい性格をしている。


木こりの仕事はロンは戦斧でで力強く

木を伐採していき、

俺は大剣の強い打撃で伐採した木を薪にしていく。

それが俺たちの仕事だ。


仕事終りには、毎回酒場に訪れている。

ここの酒場のビールは

他の村や街にも美味しいと言われ

遠方からはるばる訪れる人もいるくらいだ。

今日も村の住民ではない

見慣れない顔もちらほらといる。


「やっぱりここの酒場のビールは美味いよな。

フルーティな香りとビール独特の苦味で

ウサギの燻製もスパイシーな香りでさらに酒が進む。

俺、今日も生きててよかった...」


「ははっ。

ヘルモド、木こりがそんなやすやすと

死ぬわけないだろ。

お前の飯食ってる顔がそんな幸せな顔だと

こっちまで腹が減ってくるわ」


ロンが樽のジョッキでビールを喉へ流し込み、

ヘラヘラと笑いながヘルモドのつまみに

手を出そうとする。


その一瞬をヘルモドは見逃さない。

樽のジョッキを机に叩きつけるようにダンっと置く。


「おい、お前。俺のつまみに手を出すな。

こっちは酒とつまみのペース配分考えているんだ」


ヘルモドの目つきが鋭くなり

狩りをする者の目になっている。

ヘルモドがこの状態になると、

さすがに親友であるロンも面倒だと思ってしまう。


ただ、ロンは

「またお前のこだわりが始まった」

と言おうとするが、

今は楽しく飲むのが安牌だと思い、

鼻でフッと笑い

何事もなかったかのように飲み始める。


突然ヘルモドが大きな声を出す


「おばちゃーん!鹿のローストまだある?

あの塩っ気があるハーブのやつ!」


すると酒場の女店主が


「あいよ!今から作るから、少し待ってな!

お前さんよく食べるから腕がなるってもんだ」


と大きな声でヘルモドを見てニコッと笑う。


ヘルモドの胃袋のキャパは底知れない。


ロンが指をさしたテーブルの上には

ヘルモドが食べ終わった料理の大皿が

何枚も積み上げられているからだ。


「まじかよ!まだ食うの?お前の腹どうなってんだよ」


ロンが口を押さえながら面白そうに笑っている。


これが僕らの日常だった。



>

ロンがふと思い出したように


「…ちょっと村の外のやつから聞いた話なんだけどさぁ」


ヘルモドが興味無さそうにテーブルに運ばれた鹿のローストを食べ始める。


「新鮮で美味しい魚が食える街があるってよ」


ロンがニヤニヤした顔でヘルモドを見ると

かぶりついていた鹿のローストをお皿に落とし、

前のめりになる。


ロンが笑いを堪えた顔をして、


「ほんとお前は食べ物のことになると貪欲だな」


わざとらしいため息をつきながら


「歩いて二日位のところにラーマンの海があるアルン街、知ってるだろ?そこの魚が今旬なものが多くて、何食っても美味いらしいぞ」


ヘルモドが目をキラキラさせてながら

鹿のローストを食べている。

この20歳の男が。

ヘルモドが鹿のローストを光の速さで食べ尽くす。


「…よし、魚を食いにアルン街に行くぞ。今日中に荷物まとめておけよな」


――ここから美味しい料理を求める旅が始まる。

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