大地の水泳部体験!
水泳部見学は続き、体験させてもらうことに。
俺は更衣室で貸し出しの競泳パンツに着替えた。
狭い個室で鏡の前に立った瞬間
股間が痛い。
水着が小さい。
生地が薄くて、体にぴったり張り付いて
形がくっきり浮き出てしまっている。
腰回りもキツく、動くたびに食い込んでくる。
(……これは、
相当痛いな……)
俺は苦笑いしながら
深呼吸してプールサイドに出た。
視線が相当痛い。
部員たちの目が一斉に俺に集まる。
何人かは顔を赤らめて視線を逸らすが、
中には隠しきれない欲情を目に浮かべて
じっと見つめてくる子もいる。
顧問は俺を見て少し笑ってた。
顧問
「もう少し大きいサイズ頼んどくわね。
今日はそれでも大丈夫?」
大地
「……はい、なんとか……」
俺は苦笑いを浮かべながら
準備運動を始めた。
肩を回し、腕を伸ばし、腰をひねる。
水着が食い込むたびに少しだけ顔をしかめた。
部員たちが次々と声をかけてきた。
下心丸出しの甘い声。
部員A
「水泳は初めて?」
部員B
「泳ぎ方、教えてあげよっか?」
部員C
「すごい鍛えてるよね……
体、すごい……」
部員D
「入部は決まりですか?」
俺は適当に相槌を打ちながら
視線をプールに向けた。
その中で一人だけ
全く気に留めない女子がいた。
水泳部主将。水樹みのり。
長身でショートカット、
他の部員がざわついている中、
延々と泳ぎ続けていた。
俺は、自然と彼女の泳ぎに見惚れていた。
水樹主将はクロールを始めた。
ストロークが力強く、
ターンする時の壁蹴りが鋭い。
潜水時間が長く
魚のように滑らかに水を切っていく姿は
本当に美しい。
俺は思わず彼女の泳ぎ終わったゴーグルを外した眼前にしゃがみ込んだ。
目の前に股間が来てしまったが、俺は全く気にせず真剣に言った。
大地
「あの。
泳ぎ方教えてくれないですか?」
水樹主将は少し驚いた顔で俺を見上げた。
でも、すぐに冷静な表情に戻り
タオルで髪を拭きながら答えた。
水樹
「……初めて?」
大地
「小学校以来です。
あの頃は視線も気にしてなかったけど、
今は……まぁ、気に留めてないように振舞ってるだけですけど。」
水樹はくすりと小さく笑った。
水樹
「じゃあ、まずは軽く泳いでみて。」
俺は、
プールに飛び込んだ。
水は冷たく体にまとわりつく。
クロールと平泳ぎはなんとか覚えていたようだ。
速いとは言えない。
綺麗とも言えない。
でも、体が水を切る感覚が
久しぶりに心地よかった。
泳ぎ終わってプールサイドに上がると
水樹が俺を見下ろしていた。
水樹
「どうして水泳部に来たの?」
大地
「鍛えるためです!」
俺は、
ここだけはすごい堂々と答えた。
水樹はまたくすりと笑った。
そして水樹はレーンをひと泳ぎ。
彼女の泳ぎは一瞬に感じる。
戻ってきた水樹に
大地
「主将すげぇ速いっすね!
まさにバショウカジキみたい!」
水樹
「バショウカジキ?
褒められてるのかな?
ありがと。」
俺は主将の泳ぎを真似するように
もう一度泳いだ。
少しはマシになった気がした。
厳正おじいちゃんにカンフー映画の真似させられてたせいか、
人の動きを真似るのは得意だったりする。
泳ぐの、楽しい。
気がつけば人並み以上に早く泳いでおり、
周りの視線も、性的なものより、
感嘆の視線の方が強くなっていた。
俺はプールを上がって顧問に近づいて、
はっきりと言った。
大地
「入部します。」
顧問は目を細めて俺を見て
ゆっくり頷いた。
顧問
「ふふ、決まりね。
よろしく、大地くん。」
俺に見えないようにこっそりガッツポーズする顧問。
他の部活にはいない男子部員ゲットに顧問が喜んでいた。
こうして、俺は水泳部に入った。
ここでも鍛えさせてもらおう。
いつか厳正おじいちゃんに報告できるといいな。
エロは描きたい。
でも、蛇足になる。
読者の想像にお任せします。by作者




