魔法の液体
アスタは服のポケットから何か液体の入った瓶を取りだすと中身を飲んだ。
「あいつにもらったやつだから毒とかは入ってないと思うけど......」
アスタは瓶の液体を全部飲んだ後、瓶を僕に向かって投げ捨てる。
「さて効果はでるのかしら。魔力は回復している感じだけど」
アスタは杖の先端に火の玉をつくるがさっきのやつよりかなりでかかった。なんだ?今まで手をぬいていたのか?
「これはすごい。そんなに魔力を込めてないのにここまで大きくなるなんて。あいついいものをくれたわね!」
アスタは僕に近づき近距離でさっきのファイア・ボムよりでかい魔法を僕にぶつけてきた。
「それは上級魔法ですか?」
「違うわよ。さっきと同じファイア・ボムよ!」
アスタは僕に近づいてファイア・ボムを地面に叩きつけると僕達のいた場所から少し離れた距離まで焼け野原へと変わる。衝撃がすごかったから思わず僕もふきとんでしまった。
「さっきと威力が全然比較にならない。前にアゲルが言っていた流行ってる薬かなんかかな」
「これは魔力を回復し、さらには高める効果のある液体。その薬ってやつとは違うのよ!」
アスタは今度は初級魔法のファイア・ボールを僕からある程度離れた距離から連発ではなってくる。無詠唱ではないけど魔法を撃つ速度が速いし、こっちにとんでくるのもはやい。影の兵士を召喚しても一発でやられそうだしここは僕が影の剣をつくって攻めた方が......
「は、はは。圧倒的じゃないか。私、が」
アスタは急に地面に膝をつき、大量の血を吐きだす。
「は、はぁはぁ。なに、これ。なんで、こんな、急に、気持ち、わるく。それに、腕、が痛い」
アスタは腕を掻きはじめるとアスタの体の色が変色していく。
「な、何で、私の、体の色、が、紫色、に。これじゃ、私、魔物、みたい、じゃない」
アスタはそれだけ言うと今度は地面に倒れると背中から黒い羽根がが生え、起き上がると頭のでこから二本の黒い角が生えていた。
「ジツニ、イイ、キブン、ダ。オロカナ、ニンゲン、ガ、ワレノ、チカラヲ、ツカオウ、ナド」
「お前は、なんだ!」
僕は影の剣をつくってかまえる。こいつは魔物なんかじゃない。魔物よりもっとやばい何かだ。
「お前、魔物じゃないのか?」
「マモノ、ナンカト、イッショニ、スルナ。ワタシハ、マゾク。マモノ、ヨリ、ジョウイ、ノ、ソンザイ」
魔族と名乗ったアスタの体を使っているやつは言う。魔族?魔物より上位の存在?今は極道や半グレ達で忙しいのに。




