金
金はニヒルの攻撃をチェンソーで受けとめたがチェンソーはニヒルのアイス・ハンドによって砕かれた。
「ありゃ」
「はっはっは。武器がないならもはや終わりだな。コルンガの仇とらせてもらおうか!」
ニヒルはアイス・ハンドで金を殴ろうとするとニヒルの動きが急にとまる。
「な、ん、で。俺様、とまっ、て。動け、ねぇ」
「まさかこんな早く使うとは思わなかったよ。あたしの魔眼を」
金はニヒルに近づきながら言う。金の片目、赤い目をよく見るといつもより光っていた。
「あたしのこの片目は魔眼。魔族の血を体に取り込んだときに目の色が変わってね。魔眼になったんだ。あたしの魔眼の能力は相手をとめる能力」
金はゆっくり近づき右手でニヒルに触れる。
「そしてあたしの右腕は黄金の腕、触れたものを金へと変える」
ニヒルの体は触れた部分から金色の石のようなものに変化していく。
「なっ、あぁ!」
「あたしは野蛮で救いようがない女だがそんなあたしでもあんたみたいなやつを始末できるなら本望だよ」
「が、ぁぁぁ!俺様は、こんな、ところで!ヒズラミの兄貴のためにも、死ぬわけには」
ニヒルの体は全く動かず、ただ金の石像となるのを待つ恐怖しかない。
「こんな、俺、様が、こん、な」
ニヒルはそこまで言うと全身が金色の石像に変わった。
「そしてあたしの異能はもう一つ、右手は黄金に変え、左手は」
金は左手で金の石像となったニヒルの胸部を掴む。
「左手は金から武器を生みだす。黄金の腕・ウェポンよ」
ニヒルの体の一部が強度の高そうな剣に変わる。
「どうツブキ。あたしの異能。触れたら終わりだよ」
「金の異能、触れられたら確かにやばいね」
「そうよ。あたしの異能は触れたら終わりだからね。ま、異能を使うかどうかはあたしが決めるけど。それが当たり前か」
金は武器をとった後、地面に膝をつく。
「ただ、魔眼を、つかうと、体が、かなり、きつくてね。今回はもう帰らせてもらおうかな」
金が言うと金の隣に黒髪の目が死んでいる細い体型の女が現れた。
「金様。迎えに参りました」
「すまないねぇ。ワーコ」
「これが私の仕事ですので。それではツブキ様。失礼いたします」
ワーコと呼ばれていた女は金を連れて一瞬で僕の前から消えた。カイナの戦力。かなりのものだな。ここはもう大丈夫そうだし、僕は奥へ進もう。アスベル達なら大丈夫だと思うけどヒズラミってやつがいるならサング組のことを聞かないとね。ミサキのことを狙ってるならそれの情報も探らないと




