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決めた



 この先も、永遠とあの女に支配される世界。独占なんかしないと言っていたが、それだってどこまで本気かわかったもんじゃない。ただ、その場の突拍子もない発言なのは確かだ。


 この先、進級しても、就職しても、結婚しても……いや、結婚なんてできるかわかったもんじゃない。俺に告白してきたというだけで、先輩はああなってしまったのだから。


 この先、誰かと付き合うなんてことすらできないかもしれない。自分で排除しておいて、自分がいけしゃあしゃあと立候補してくる、なんてこともあるかもしれない。挙句の果てに、あの女と結婚するなんてことになれば、もう耐えられない。


 すでに、いろいろなものが切れそうだが……


 この先も、あの女に支配されてしまう。そうなるくらいなら、俺は……



「あいつを……殺してやる」



 これしかもう、あの女から逃れる方法はない。


 元々、あの女のせいで俺の人生は狂った。両親を殺され、その後の生活もあいつと一つ屋根の下。唯一の救いは、おじさんとおばさんがなにも知らず優しかったことくらいだ。


 だがそれも……もう、無理だ。俺の中の殺意が、抑えられない。成功しても失敗しても、俺は刑務所の中だろう……それならそれでいい。あの女と、離れられるのなら。


 決めたよ……今日、俺はあの女を殺してやる。

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