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スク水シーサー   作者: 健野屋文乃


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12/17

百合咲く所に、琵琶の音あり。

スク水シーサー 13話ヽ(゜◇゜ )ノ





【円形競技場にて】(憤怒しロゴス)





あの子が言っていたように、


タッグの相方憤怒しリリンが、


尻丸出しなのに、私がパンツを履いているのは、


チームとして整合性が無い。



だからって、私が恥じらいを捨ててまで、


リリンに合わせる必要はある?




リリンが尻を出したのは、


「男子の力士が出してるのに、


私が出さないのはオカシイ。


そこに整合性のある美しさは存在しない。


私はすべてにおいて、美しくありたい。」


だった。



さらに、



「あなたが恥ずかしいなら、


無理強いする気はない。


パンツを履いたあなたを見た時、思ったの。


私が私であるなら、あなたはあなたであるべき。


そうすれば、タッグチームとしての整合性が、


自然と芽生えてくる、と。



私の中のあなたも、あなたの中の私も、


私は大好き。そんな大好きの行き先には、


整合性のある美しい世界があると私は信じてる」









整合性のある美しい世界って何?









スク水シーサーの助っ人格闘家の1人、


力士のマスクをつけた力士?は、私の褌を掴み寄せてきた。


がっちりと掴み安定感のある良い寄りだ。



しかし、廻しと違って、褌をそんなに掴まれると、


ちぎれそうで不安なのだが。


まあ下にパンツ履いてるから大丈夫か?




あまの巫女関ですよね!」


力士のマスクをつけた力士が、私の耳元で囁いた。



あまの巫女関・・・私の四股名だ。




そして、この声、この匂い、この赤ちゃんの様な潤いお肌・・・まさか!



女子相撲界注目のルーキー、現役の女子高生!


琵琶のびわのね関!




百合の噂が有り、守備範囲は幼女から老女まで、


百合咲く所に、琵琶の音あり。



百合関連トラブルの中心には、


必ず、琵琶の音関がいると噂されていた。




世を忍ぶ仮の名は、百合台風!





あまの巫女関、あたし、雨の(あま)巫女関に、


会いたくて、会いたくて、ネットで求人見て来ちゃいました」



そう、この後先考えない押しの強さが、


琵琶の音関の相撲だ。




琵琶の音関の、唇が近づいてくる。


ノーメイクで、まだ少女ぽい初々しい口元。




「ちゃっとまって琵琶の音関・・・


あのね、あのね。


相撲規約でそう言う事は禁止されてるでしょう」



「だからあたし、こうやってマスクをつけてるんです。


巫女関!口づけを!」




注目のルーキーなだけあって、寄りは堅硬だった。






あまの巫女関・・・


あたしが『整合性のある美しい世界』の事教えてあげる」


と私の耳元で囁いた。




今、私がもっとも知りたいことを・・・



押しだけでは落とせないと感じたのか、


作戦を変えてきた。作戦の素早い変更、そして実行。


まさに琵琶の音関の相撲だ。




しかし・・・この子の目的は何なの?





『整合性のある美しい世界』


その言葉を、リリンの口から聞く者はそう多くないはず。




「まさか!リリンと?」



「そう・・・あたし、永久とわの夢関に、


『整合性のある美しい世界』の事


手取り足取り教えてもらいました。


あま~い、ひと時でした♪」




永久とわの夢関とは、憤怒しリリンの四股名。




リリンめ!



私と言う女がいながら!



こんな若い女と!





・・・と、百合の気が無い私が嫉妬するわけもなく。






「ごめん、私とリリンは身体だけの関係なの」


私の言葉に、



「えっ!?」



と驚き、ちょっとだけ嫉妬の色を見せた琵琶の音関の、


隙をつき、リングに浴びせ倒した。






勝った・・・



若い女に勝った・・・





って、違う違う・・・





つづく


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