彼我戦力差3:4
スク水シーサー 12話ヽ(゜◇゜ )ノ
【円形競技場にて】(さー)
タイムリミットが過ぎた後、
思惟ちゃんの身体にどんな異変が起こるのかは、
私には想像もつかない。
私に出来る事は、目の前の試合に勝つ事。
それだけ・・・
勝つためには手段を選んでいる場合じゃない。
思惟ちゃんは、私が躓いた時には、いつも手を差し出してくれた。
誰よりも親身になってくれた。
私の大好きな思惟ちゃん。
思惟ちゃんを守る為なら、世間からどんな非難を受けようと、
私は悪になる覚悟がある。
私は、衣装のマントに隠し持っていた鞭を取り出した。
使い慣れた乗馬用の鞭だ。
レフリーは、課金で持ってこさせた
お紅茶とミルフィーユを食べてる最中だ。
反則負けの心配はない。
試合に凶器を持ち込むなど、私の良心が傷まない事はない。
でもそんな事も言ってられない。
スク水シーサーと月の輪いんふぇるのドキドキとの、
実力差は誰の目から見ても明らか。
彼我戦力差3:4と、まだ数で圧倒している間に、
倒してしまわなければならない。
私は、大好きな思惟ちゃんの為に、悪になる覚悟がある。
私は、鞭を手にリングに戻った。
「バシン!」
鞭は良い音を響かせた。
・・・が、彼我戦力差3:4。
そう・・・彼我戦力差3:4。
思惟ちゃん VS 憤怒しリリン
課金で来た助っ人力士? VS 憤怒しロゴス
課金で来た助っ人忍者? VS 寝返ったボクサー・葛城留美
それぞれ熱戦中だ。
ものすごーく熱戦中だ。ヽ(*'0'*)ツ
・・・・入りずらい。 (・・;)
子どもの頃、遊んでいる子ども達の輪の中に、
「私も入れて」と言えなかった私。
思惟ちゃんがいないと、何も出来なかった私。
私は再び、鞭でリングを叩いてみた。
良い音はした。 (・∀・)
何人かの観客が、そんな私を見ている視線を感じた。
嫌な汗が流れた。
彼我戦力差3:4・・・・
つづく




