第24話 村長さんとの面会は波乱万丈!?
「こちらに村長がいらっしゃります。」
女中さんの案内で建物の奥に当たる場所まで来ると、ひと際きれいな襖の前で止まった。
今思い返すと、此処の村の人たちの服装は和服をアレンジしたものばかりだ。
やっぱりこの村は和がコンセプトなのだろう。トゥさんたちの種族も鬼人で日本ぽいところがある。
不自然でしかないが、今は置いておこう。
「失礼します。お嬢様方がお帰りになりました。」
とにかく今は、村長さんとの面会に集中…できるのかなぁ……
本当に不安でならない。トゥさんがすごく感じ悪いのだ。よほど関係性がよくないのだろう。
「そうか、入れ。」
襖の向こう側から一言、そう言われたためその通りにする。
そうして、村長さんと初対面をしたのだが、紺色の甚平を身に纏い無表情。これぞ堅物オヤジみたいな人だった。確かにこれはうまく意思疎通ができないわけだ。いや、偏見だけど。
「座れ。」
「いわれなくてもな。」
oh…これだけでも分かる険悪さ。もうこの空気管に嫌になりかけているが、ここまで来てしまっているため引き返すなんてできない。我慢するしかないである。
ちなみに、当然のように座椅子だった。
「で、帰ってきたようだが何故だ。」
その言い方はないでしょ!? これ以上険悪になったらどうするの!?
「知ってるだろ、もう時代は銃火器だ。剣じゃねぇ。
このまま向こうでやってても商売になんねえんだよ。」
「だが、銃火器は金が要る。まだそこの部分では剣が有利だ。」
「銃が出たときはそうだった。だが、今はそんなことはねぇんだ。初心者の冒険者でも買えるものが出てる。現にオレらの護衛として雇ったこの子たちは初心者だ。」
「護衛、だと?」
村長さんは、トゥさんの言葉に怪訝そうな顔をした。そして、ボクたちのほうを見て鼻で笑った。
それは明らかに、馬鹿にする笑い方だった。あまりにも明らかだった。明らかすぎた。
これは儂に喧嘩を売っておるという判断でいいよな?
「センちゃん、落ち着いて。」
おっと、喧嘩しに行くところだったわい。ユカリに止めてもらうことで何とか踏みとどまった。
ボクは踏みとどまれたが、一番危険な人物はそうもいかなかったらしい。村長に飛び掛かり、襟元をつかんで迫る。
「おい、なんだその馬鹿にするような反応は。」
「こんな子供に護衛をさせるとはとおもってな。頼りないのではないか?」
「この子たちはこれでも、あの龍を倒す実力があるんだ。まさかそれを疑うっていうんじゃないだろな?」
「証拠がなければ信じられんな。」
証拠って…インベントリに何かないかな?
そう思い、見てみると…
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『自由龍の鱗』
AREA BOSSである【自由龍】バイトドラセの鱗。非常に硬く、加工にはそれ相応の腕がいる。というか、この時期によく倒したね!?
『自由龍の皮膜』☆Rare☆
AREA BOSSである【自由龍】バイトドラセの翼の被膜。かたいのに柔らかいとかいう意味わからん素材。しかも軽い。リアルでも欲しい。
『自由龍の肉』
AREA BOSSである【自由龍】バイトドラセの血が垂れる生肉。これを食せるのは勝者のみ。なお無理ゲー。
『魔石(大)』
強大な魔物の力の源。魔石(小)と比べてサイズ、秘められた力も大きい。ほんとうにでっかいのを見せてくれてありがとう。
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前から思っていたことだけど、これってふざけているよね!? しかも、鱗の欄だと入手時期によっても変わってくるの!? いや、悪い気にはならないのだけど、担当さんさぁ……
とにかく、この素材のどれかを掲示すれば信じてもらえるのではなかろうか。そう思い、村長に確認を取る。まだ、信じられないような顔をしたが、見てから決めるとしたようで、首を縦に振った。
「この鱗です。」
そうして、出した鱗を見て村長さんは固まった。
呼吸すら止まっているのではないかと思うほどに音が聞こえない。外の環境音が心地よい。
「え、ええ? ちょっと待ってくれ…」
あ、戻って来た。まだ困惑しているけど。なんか、小さい声でボソボソと言っているし。
それに、横のトゥさんは何故か勝ち誇った顔をしてるし。ロさんはニコニコしてて、ユカリとカゲはあきれ顔。
何この状況?
お久しぶりです。
今回このように遅くなってしまった訳ですが、どうもこの執筆に向かう気持ちが一切わかなくなってしまったことです。アイデアも一切浮かぶこともなく、気の向くままにもできずという状態が続いてしまいました。
これからも、このようなペースが続いてしまうかもしれませんが、ご了承ください。




