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とある天才の残念なお話  作者: 黒鯨
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天草 裕貴の幼少期3

体験入部期間2日目の朝、家の前で幼馴染が待ち構えていた。


「裕くん!おはよー。一緒に学校いこっ。」


「はいはい。で本題は?」


「何で昨日先帰っちゃったの?

誠くんと3人で帰ろうと思ったのに‥‥」


「‥‥何だ?イケメンに挟まれて帰りたかったのか?」


「はっはっ!自意識過剰ですね!

今日は、ちゃんと練習参加しなさいよね?」


「わりぃ!オレ今日は、麻雀部に行くわ!」


「‥‥ないよね?麻雀部って。アニメの観すぎ!」


「じゃあー。戦車乗ります!」


「ここ、大洗じゃないから!」


‥‥コイツも、だいぶアニメ観てるな。


「オレ運動部入らねーよ!

それによ!あのイケメンくんがいればバスケ部もかなり良いとこまで行くだろ?」


「そうだけど‥‥2人がいれば絶対‥‥」


絶対に‥‥まで言いかけたところで、恋華は、黙ってしまった。おそらくオレに気をつかっているのであろう。しかし、気を使うくらいなら、最初から話題にしないで欲しいのが今のオレの本音だ。無駄にスペックが高いくせに、こういうところは、ポンコツな奴だ。


「なー恋華。今のオレは、バスケを楽しむ事が出来ねーんだよ。

あんな楽しそうに、バスケする奴の邪魔する訳にいかねーだろ?

‥‥アイツの邪魔は、オレには出来ない。」


「‥‥分かった。ゴメンね。‥‥」


オレは、藤宮 誠という奴を言い訳に使い、恋華に無理矢理納得させた。


そして、一週間の体験入部期間をてきとーに渡り歩いて、ボランティアクラブという謎の組織に名前だけ登録した。


そして、次の週の月曜日、あのイケメンに呼び出されていた。


放課後公民体育館で待っている。


藤宮 誠


男からのラブレター何か要らねーわ!気持ちわりー野郎だな。何でオレが呼び出しに応じる必要があるんだ?理解不能である。モチロン行くつもりは、全くない。何故なら僕は、ボランティアクラブの一員だからね!今日もゴミを拾う任務があるのさ!ゴメンね!イケメンくん。


道端に落ちていた牛乳パックを1つゴミ箱に入れて堂々と家に帰った!これで完璧な既成事実完成である!


そして翌日の放課後、野生のイケメンが現れた!


裕貴は、逃げ出した。


しかし、まわりこまれてしまった。


イケメンの攻撃!


「手紙で呼び出すなんて失礼だった。

すまなかった!」


イケメンは、謎の呪文を唱えた!


‥‥


‥‥


しかし、何もおこらなかった。


心までイケメンな奴だ。



「こっちこそ、悪かった。

昨日は、ゴミ拾いをしてたんだ!」


裕貴は、特技!既成事実を放った。


「そうだったのか?それは、素晴らしいな!

ところで今日は、時間大丈夫かい?」


しかし、虚しいだけだった。


「あまり言い予感は、しないけど何か用か?」


「ああ!オレと真剣にバスケで勝負をしてくれ!

それで、オレが、勝ったらバスケ部に入ってくれ!」


イケメンは、奥義!スポ根魂を放った!


「オレが、勝ったら?」


「2度と関わらないと誓う。」


「乗った!」




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