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とある天才の残念なお話  作者: 黒鯨
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脱グズ人間計画始動!

ファミレスに着いてそうそう幼馴染の恋華は、悲しそうな顔をしている。こりゃ相当ご立腹な事があったに違いない。とりあえず、心当たりが若干ある様な気がするので、ご機嫌を取ることにした!


「おいおい!そんな仏頂面してたら、折角の超絶美人が台無しだぜ?

なー、誠?お前もそう思うだろ?」


「裕貴にしては、珍しく良いことを言い出したな!

しかし、残念ながら、俺が思うにどうやら、お前のせいでご立腹みたいだぜ?友よ?」


ぐぅっ!イケメンに痛いところを突かれてしまった。


しょうがない腹をくくって、マジ謝りするか。

とりあえず!


ピンポーン!


「スミマセーン! こちらの素敵な女性にスペシャルパフェを1つ! それと、ドリンクバー3つお願いします。」


「かしこまりました。」


店員のお姉さんがにこやかに答えてくれた。


「そう言うとこズルいと思う。」


恋華が顔を赤めながらまんざらでもない様子で呟いた。


「だいたいさ! 私が何で怒ってるか?裕くんわかってる?」


「遅刻とサボリだろ?後、未読スルー?」


恋華「はぁー」


誠 「‥‥」


オレ 「どういう事だ?友よ?」


誠 「高校生活が始まって、約1ヶ月がたった訳だ」 「お前!俺たち二人以外に友達出来たか?」


オレ 「おいおいバカにするなよ!友よ!」

「そんなもんいる訳がないし必要ないだろ?」


誠 「だそうだ!お姫様!」



恋華「あのねー!裕くん!」「裕くん 周りに影で何て呼ばれてるか知ってる?」


オレ「眠り王子?」


恋華 「プッ!」 「おこぼれグズ野郎とか、リアル寄生虫だってよ!」


オレ 「つけた奴天才か?」


恋華 「悲しくないの?悔しくないの?」

「私は、凄く悔しいし許せないよ!」

「あんな大した事ない連中に裕くんがボロカスに言われて!私は我慢出来ない!」


要は、オレの事を知りもしないで好き勝手悪口言われててバカにされるのが我慢ならないらしい!相変わらず過保護すぎる幼馴染である!そして、オレの過去を知ってる2人は、オレに本気出せ!やれば出来るくせに!と言えなくて欲求不満みたいだ。目尻に涙を溜めながら女の子が悔しげにしてるのは、流石に見過ごせないか。


オレ「あーあ。んで、オレにどうしろってんだよ?プリンス&プリンセス」


恋華「明日の球技大会でアイツら全員見返して!」


オレ「‥‥」「条件がある!」


「個人競技は、NGだ。」

「そして、あくまでも誠のサポート役って形なら」


誠 「乗ったぜ!友よ。」


恋華「裕くん! 約束だよ!本気だしてね!」


オレ 「わりいーな。本気は出さねーんだ」

「でも約束は、まもるよ。」

「今日は、帰るわ!あばよ!」




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