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1528_カフェインが記憶を守る、か #記憶 #栄養

「若い頃は非常に冒険が好きだったフランスの貴族ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世は『誰も彼も自分の記憶力については不平をもらす。しかし自分の判断力については誰も不平をこぼさない』と言ってます。誰もが自分の判断は絶対的に正しいと思い込んでいる物です」


「やっほー、知識は知識でしかない。どうも、世界一の美女サクラです! 今回は『カフェインが記憶を守る、か』となります。最後までよろしくね」


「読者様は玉露、コーヒー、紅茶、ココア、チョコレートなどは好きですか?」


「これらの食べ物・飲み物はカフェインの含有量が多いです」


「カフェインには色々とメリットがあり、集中力アップ、認知機能の改善、運動能力の向上、健康など。本当に様々なメリットがあります。ですので、恒常的にカフェインを摂取しているという人もいるでしょう」


「で、そんな素晴らしいカフェインなんですが、どうやら記憶にもいい影響を与えてくれるかもしれないのです」


「今回はカフェインと記憶の関係についてお話します」


「参考文献はフランスのリール大学などの研究となります」


「研究者はカフェインと記憶の関係を調べるため、BALTAZARコホート研究のデータから軽度認知障害の147人とアルツハイマー病の116人を対象に調査を行いました」


「参加者にコーヒー、お茶、チョコレートなどのカフェインを含む食事を普段どれくらいしているのか調査。さらに、血液と脳脊髄液のチェックも行いました」


「そして、カフェインの摂取と記憶の関係を調査したのです」


「さて読者様、カフェインの摂取は記憶にどういった影響を与えたのでしょうか?」


「カフェインには認知機能の低下を抑制したり、アルツハイマー病のリスクを減らす効果があるとされます。記憶力にもプラスの影響を与えていたのでしょうか?」


「それとも、カフェインは記憶力に逆効果だったのでしょうか?」


「カフェインは認知機能の改善には効果があっても記憶力の改善には効果がない、なんて結果が報告されたのでしょうか?」


「はたして、カフェインと記憶、どういった関係だったのでしょうか?」


「200人以上の参加者の記憶とカフェインの摂取量を調査した結果、カフェインを摂取するとーー」


「記憶力が改善するかもしれません!」


「研究ではカフェインの摂取量でグループを二つに分けました。一つはカフェインの摂取量が216mg以下の低カフェイングループ。もう一つはカフェインの摂取量が216㎎以上の高カフェイングループです」


「この二つのグループを比較した結果、低カフェイングループは高カフェイングループに比べて記憶障害のリスクが約2.5倍高くなることが示されました」


「また研究では脳脊髄液中のAβ42レベルも調べました。その結果、低カフェイングループではAβ42レベルが低下していることも明らかになりました。これはカフェインの摂取量が少ないほどアミロイドの蓄積が進む可能性を示唆しています」


「アミロイドはアルツハイマー病の原因となる物質とされ、脳内に蓄積すると記憶障害を引き起こす毒性の物質です。カフェインの摂取量が少ないとアルツハイマー病のリスクが高くなるようです」


「カフェインはアデノシン受容体をブロックする働きがあり、シナプスを守ってくれます。また、カフェインが脳脊髄液の循環を促し、掃除を補助をしてくれます。これらの働きにより、記憶力を守ってくれたのかもしれません」


「読者様はカフェインを摂取していますか?」


「コーヒー、紅茶、玉露、チョコレート。これらの食材を普段から摂取していると記憶が守られるかもしれません。それにカフェインには他にも様々なメリットがあります」


「摂取しすぎると問題ですが、適度な摂取なら人生を豊かにしてくれる可能性が高いです。今日から、意識してカフェインを摂取してみませんか?」


「なお、研究では血液も調査しましたが、カフェインとの有意な関連は見つかりませんでした。カフェインで血液がサラサラになる、などの効果はなさそうです」


「カフェインが素晴らしい有機化合物なのは間違いないですが、カフェインで何でも解決できるわけではありません。カフェインにおんぶにだっこはやめましょう。カフェインにも限界はあります」


「ということで今回のまとめです」


「研究者はカフェインと記憶の関係について、軽度認知障害の人やアルツハイマー病の人を対象に調査したよ」


「すると、普段からカフェインをあまり摂らない人は記憶障害のリスクが高かったよ。もしかしたら、カフェインには記憶力を守ってくれる働きがあるのかもしれないね」


「なお今回の研究は横断研究です。因果関係を特定するものではありません。カフェインの摂取量が少ないから病気が進んだんのか、それとも病気になったから食事の内容が変化したのかは不明です」


「ベースラインでのカフェイン摂取量しか調査していないので長期的な影響も不明ですし、バイオマーカーのデータも決して多くはありませんでした」


「本当にカフェインが記憶力を守ってくれるのかは謎です」


「とはいえ、カフェインで認知機能が守られるというデータは豊富に存在します。記憶力を守ってくれても不思議はありませんですぜ」


「普段からコーヒーなどを飲んでいる人は記憶力も守ってくれるのかもラッキー、くらいに考えておきましょう。いいデータが出ているのですから、悲観することはありません」


「カフェインありがとう」


「今回は『カフェインが記憶を守る、か』でした。知識があれば人生はよくなる」


「ありがとうございました。次回は『グラノーラで睡眠が改善するかもしれなくもない気がするようだ』です! バイバイ」

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