1519_二種類の断食を比べてみた結果 #断食 #食事
「オーストリアの精神科医ジグムント・フロイトは『断念の仕方さえ身につければ人生はけっこう楽しい』と言ってます。諦めが肝心な時もあるよね」
「やっほー、物知りになりたいなー。世界一の美女サクラです! 今回は『二種類の断食を比べてみた結果』について話します。よろしくお願いします」
「読者様は断食をしますか?」
「健康のため、ダイエットのため、自制心を高めるため、デトックスのためなど、様々な理由から断食をすることかと思います」
「断食をするにしても、どの方法を選びますか? 断食と一口に言ってもいくつか種類があります」
「たとえば、16時間断食です。一日のうち16時間は何も食べず、残りの8時間で食事を済ませる方法です」
「16時間断食が厳しい場合は、14時間断食、12時間断食もあります」
「一日おきの断食もあります。一日目は普通に食事をし、二日目は断食をする、普通に食べる日と断食の日を交互に繰り返す方法です」
「5:2断食もあります。一週間のうち5日は通常の食事、残り二日は摂取カロリーを控えめにする断食です」
「このように断食には複数の種類があります」
「では、断食の種類によって体への影響って違うと思いませんか? 断食は断食でも、種類が違えば与える効果が違うと思いませんか?」
「筋トレをするにしても、腕立て伏せをするのとスクワットをするのでは全然別の筋肉が鍛えられます。同じ筋トレですが、効果が違います。これって、断食でも同じなんじゃないですか?」
「ということで研究者は断食を比べて体に与える影響の違いを調べてくれました」
「今回は断食の種類と体への影響についてお話します」
「参考文献はスイスのチューリッヒ大学病院などの研究となります」
「研究者は断食の影響を調べるため、18歳~40歳までの76人に協力してもらいました。彼らのBMIが23~30で、若干太り気味の人はいましたが、完全なる肥満の人はいませんでした」
「参加者を三つのグループに分けて実験を行いました」
「一つ目のグループは、一日おき断食(ADF)をします。普通に食べると断食をする日を交互に繰り返します。普通に食べる日は好きなだけ食べて構いません」
「二つ目のグループは、16時間断食(TRE)をします。食事は毎日12時から20時までの間です。残りの時間は食事をしてはいけません」
「三つ目はコントロールグループです。普段通りの生活をしてもらいました」
「期間は4週間となります。体脂肪、体重、食事量、コレステロール、睡眠、生活の質などをチェックしました」
「なお、どのグループの参加者の健康的な食事のアドバイスを受けましたが、カロリー制限については特に指示されていません」
「さて読者様、断食の違いは体にどのような変化をもたらしたのでしょうか?」
「体重がより減ったのはどっちの断食だったのでしょうか? 体脂肪の減り方に違いはあったのでしょうか? 生活に変化はあったのでしょうか? より眠れるようになったのはどっちでしょうか?」
「それとも、断食の違いは関係なかったのでしょうか? どちらもカロリーを制限していることに違いはありません。オートファジーが働くのは同じなので、結果に大きな差はなかったのでしょうか?」
「はたして、断食の違いが体に与える影響はどんなものだったのでしょうか?」
「76人を集めて断食をしてもらった結果、断食の種類の違いはーー」
「ありました!」
「気になる結果を一つずつチェックしていきましょう」
「まず体脂肪の量ですが、どちらの断食でも減っていました。ですが、減り方には大きな違いがありました」
「ADFでは1059.8㎤、TREでは364.0㎤の減少が確認されました。約695㎤の違いがありました」
「次に体重ですが、ADFでは2.62kgも減ったのですが、TREでは0.75kgの減少に留まりました。その差は約1.87kgです」
「内臓脂肪は、ADFで111.5㎤の減少が確認されましたが、TREでは明確な減少は見られませんでした」
「摂取カロリーは、ADFで34%カット、TREで15%カットでした」
「コレステロールはADFグループのみnon-HDLコレステロールが改善、生活の質もADFグループで改善が確認されました」
「睡眠の質はどちらのグループにも影響がありませんでした。よくも悪くもなりませんでした」
「全体を比べてみると、ADF(一日おき断食)のほうがいい結果が出ています」
「読者様も体重を落としたい時は一日おき断食を選ぶほうがいいかもしれませんね」
「ただし、一日おき断食は基礎代謝が低下します」
「一日あたり平均320kcalの低下がありました。安静にしている時にエネルギーを消費しない省エネな体になるみたいです」
「それと、断食を行うと筋肉量も減少します。断食は体重も減らすと同時に筋肉も減らします。タンパク質を意識して摂ったり、筋トレも行うようにしましょう」
「一日おき断食は効果は大きいですが、ずっと続けるようなものではないのでしょう。短期間で体重を落としたら、別の断食に移行するのがいいかもしれません」
「ゆるく断食をしたいのなら、16時間断食を選びましょう」
「ということで今回のまとめです」
「研究者は76人のちょっと太っている人を集めて一日おき断食(ADF)と16時間断食(TRE)を比較したよ」
「すると、一日おき断食のほうが効果が大きいことが判明したよ」
「体脂肪、体重、内臓脂肪、摂取カロリー、コレステロール、生活の質で一日おき断食に軍配が上がったよ」
「体重を落としたかったら一日おき断食がいいっぽいよ」
「今回の研究ですが、参加者が少ないですし、期間も短いです。代謝の適応などの長期的な影響については分からないです。もしかしたら、一日おき断食は効果も大きい分、リバウンドしやすいなどの弱点があるかもしれません」
「それに結局は続けなければ意味がありません。効果が小さくても長く続けたほうが最終的には大きなリターンになります。効果が大きいけど続かないものより、効果が小さいけど長く続くもののほうがいいこともあります。継続は力なり」
「読者様は効果だけで選ばず、続けられるかどうかも考えて選んでください」
「三日坊主は絶対ダメ」
「今回は『二種類の断食を比べてみた結果』でした。たくさんの知識を知りたいなー」
「ありがとうございました。次は『アニメやドラマなどを一気見する人の特徴が判明した』です! バイバイ」




