これから
しばらく体調を崩していて、期間が空いてしまい申し訳ないです。
私自身体調を崩しやすく、今回のようにしばらく更新されないこともあるかもしれませんが、最後まで描ききるつもりではありますので、そのときはよろしくおねがいします。
会長に言われたことは驚くべきことだった。会長と両親が知り合い、それも高校の同級生だったなんて全く知らなかった。両親の最後の言葉はおじいちゃんから聞いていたが、初めて聞いたときは到底受け入れられなかったのをよく覚えている。そのときに何があったのかは知らなかった。おじいちゃんが両親のことをみんなを守り抜いたと言っていた意味をやっと理解できた。海の方を見てみると驚きを隠せていない。しかし、目が合うと大丈夫と言いたげな、それでいて覚悟の決まっているような表情になった。僕の考えは筒抜けらしい。海の視線に返事をするように頷いてから、もう一度会長の方を向く。
「探索者として活動を続けていきたいです。両親のように誰かを守れる人になりたいんです。そのためにはもっと知識も実力も必要です。そのために僕も東京探索者高校に通いたいです」
これが今の僕の答えだ。僕達が小さい頃に両親は亡くなってしまったが、みんなを守り抜いた両親のことをずっと尊敬してきた。僕も誰かを守れる人になりたいとずっと思っていた。そんな思いをただぶつける。
「そうか。それなら入学手続きの準備をしないとな。今まで高校に通ってた訳じゃないから、海ちゃんと同じ一年生になるだろうが上手くやってくれ。それと何か困ったことがあったら気軽に相談してくれ。時間が取れないこともあるかもしれないが、できる限り相談に乗るさ」
「ありがとうございます。色々とやってもらっちゃって」
「いいさ。親戚のおじちゃんくらいの感じで全然いいからな」
その後、色々と雑談とも言えるような話をして時間が過ぎた。そろそろ会長としての仕事をしないといけないらしいので、僕達も帰る支度をする。ちなみにダンジョン配信の話もして、会長はダンジョン配信をしてくれることで、今回のようにスタンピードなどに気付ける場合もあるから自分達に危険が及ばない程度にやってほしいらしい。
「今日は本当にありがとうございました」
「感謝される程のことじゃないさ。困ったときは頼ってれていいからな。まあこっちも困ったときには頼ることになるかもしれないけどな。なんたって二人はBランク探索者だからな」
そんな会長の言葉に思わず笑ってしまう。こうやって軽口を言えるところが会長の親しみやすいところなのだろう。もう一年以上二人で暮らしてきた僕達にとって、久々に感じる暖かさだった。
「それじゃあまたな。いつでも会いにこいよ」
「「はい」」
二人の声が重なった返事はいつにもなく明るかったと思う。
子供にとって親のような気軽に話せる大人はやっぱり大切だと思います。
空くんの探索者高校の話と配信がメインでしばらく進んでいく予定です。




