第1話 目覚め
拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
そこには闇があった。
長い、永遠に等しい程の時間変化がなかった。時の止まったような空間。
不気味な、しかしある種の神々しさが漂う空間。
しかしある日、その異物を寄せ付けないような空間に突然変化が訪れた。
その異物、影は一言呟き立ち上がった。
「レイカ……」
神社の巫女見習いとして境内を箒で掃いていた彼女、神崎冷花は汗を拭い真夏の猛暑に対する愚痴を溢す。
「ふぅ、今日も暑いなぁ。まぁ、夏だし仕方ないか」
そうしていると父であり冷花の神社の宮司である神崎昌弘から声が掛かる。
「おーい、そろそろ行くぞ」
「あ、うん。分かった」
返事をして小走りに駆け出す。今日は半年に一回の龍神様へお供え物をする日なのだ。
彼女の神社が祀っている龍神の祠は神社の近くの森の洞窟にある。話によると、昔ここに龍が出没するという伝説があったらしい。そして龍が暴れたりしないように祠を作って、お供え物をしてご機嫌取りをしたんだとか。
まあ、真偽は確かではないがこれからその祠へ行くのだ。正直最初はとても怖かったのだが、今はもう慣れてしまった。今回も特に何も起こらず終わる。はず、だったのだが。
「よし、あともう少しで祠だ。冷花ももう慣れたな。最初はあんなに怖がっていたのに」
昌弘がからかってくる。
「もう、からかわないでよ。さすがにこんな何回も来れば慣れるよ。ほら、見えてきたよ」
「よし、早速お供えを……ん?」
突然昌弘が立ち止まる。
「どうしたの、突然?何かあったの?って、あれ……子供?」
「おい‼君、大丈夫か?おい‼」
慌てて駆け寄って呼びかける。
「ちょ、ちょっと大丈夫!?」
突然の出来事に冷花は戸惑うばかりだった。
こんな趣味全開の厨二作品を読んでくださり本当に有難う御座いました。
これからも読んでいただけると嬉しいです。
不定期投稿なので時々見てくれるとありがたいです。




