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まさかの…転生令嬢(笑)  作者: 竹本 芳生
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1人でニヤニヤしてました。

真っ白なフクロウと仲良く過ごす妄想で、ニヤついてました。

「お嬢様?」

いつの間にかベルが近くに来てました。

とりあえず真顔に戻して、見つめます。

「そろそろ、お庭でも散歩に参りましょうか?」

「あい。」

(はい。)

散歩の時間は大事です、何故ならメイド達が掃除やら何やらをするからです。

部屋の主が居ない時に様々な事をするのが、彼女達の仕事です。

散歩じゃなくても、サロンでお茶したり兎に角自室から出ている時間を作るのも貴族の仕事の1つです。

面倒くさいとか言って、引きこもる事は出来ないのです。

トコトコと歩き出します。

公爵家と言うだけあって、だだっ広いのです。

王都だというのにホテルのような邸に様々な庭、雑木林やら離れやら温室やら馬場に私兵達の棟やら訳が分からない程です。

今日はバラ園に行こうと思ってます。

ただし、バラは咲いてません。

なのでバラ園には庭師しか来ません、人っ気無しです。

疲れてたり、考え事したい時などに人っ気の無い所に行くのは癖なのでベルも慣れたものです。

階段もゆっくりなら、1人で降りれるのでベルは少し先で待って見ていてくれてます。

特に今は、時間が掛かった方が良いので1人でできるもんの時間です(笑)


のんびり階段を降り、青々としたバラ園に向かいます。

我が家の自慢の1つでもあるバラ園は中庭の中央にあり、すぐ近いのが良いとこです。

バラ園の入り口でベルに飲み物をお願いする。

「ベルゥ、ネクチャーのみやいわ。」

(ベル、ネクター飲みたいわ。)

「畏まりました。では、東屋にてお待ち下さいませ。」

1人でバラ園の中央にある東屋に向かう。

柔らかい色目の大理石のマーブル模様、ちょっとだけ前世の数字のアイスクリーム屋を思い出して切なくなった。

この世界にはアイスクリームなぞ無い。

いつか作ったる!

3才のチビッコボデーには、色々難しい……

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