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湖城の悲劇  作者: たま


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5区メゾン屋根裏部屋

マルニ男爵の母、20世紀の少女の妹のメゾンに間借りする事になった。男爵のアパルトマンは50倍の倍率で無理だった。大叔母のメゾンは本当に古くエレベーターも無い!

大叔母は1階にお手伝いさんと一緒に住んでいる。

最上階の7階屋根裏部屋が空いているらしい。

「割と回転が早いのよ。入ってもすぐ出て行くの。」と御年90歳でもお元気そうだ。

伽椰子が見た逃げまどう少女の服装や髪の色瞳を話すと涙を流した。

「そんな恐い思いをしていたのに私達は誰も気づいてあげられなくて。私なぞ嫉妬していたのよ、姉に。」と言いながら何か思い出したようだ。

「私、赤毛の女性を見た気がするわ。結婚式で。一瞬だけど。夫は本当に姉が大好きだったから、私との結婚は仕方なくだったから。

私は黒い気持ちで花嫁になったからかしら?」マダムはまるで昨日のことのように話す。 

「だから、助かったんですよ!きっと!

じゃなきゃ、アナタまで呪われてましたよ!

私は浮かれてましたから、だからフルールに粘着されたんです。」伽椰子が話すと目を丸くして口元を抑えた。

「あらあら、じゃ私は運が良かったのね。確かに。

こんな年まで長生きしてしまって。姉はいつまでも美しいのに、自分だけおばあちゃんになっていくのが、おじいさんが姉の写真を飾ってるのが辛かったわ、ずっと。」フルールに似た瞳で話す。

「アハハハッ、もう70年以上前だし、大叔父様も亡くなって5年経つし〜」ジョンが笑ってごまかす。

「良いのよ。私はあの世では、この子と過ごすつもりなの!おじいさんは姉にあげるわ。」写真立てのマルチーズを愛おしそうに見つめた。


屋根裏部屋は、確かに過酷だった。昔の階段なのですり減り足の置き場が狭いしすべる。

「2人共家で出来る仕事で良かったね〜私はパリに来たからパートから正社員なるから仕事がどっと増えるらしいけど。」汗ダクになりながら2人で息を切らす。

「フランス人が美食なのに太らないのは、この階段のせいかもね。キツい!そして、暑い!」5区の古い建物にエアコンは無い!

メゾン内の暑い空気はこの屋根裏部屋に集まっている。

「僕らも夏ココにいたら焼き鳥になるよ!夏には、日本に行こう!映画をそれまでに仕上げるよ!

そうしないと死ぬ!」この頃はパリも日本並みに暑くなるのだ。去年も熱中症で5000人死んでる。

「分かったわ!そこで長期休暇貰えるように頼むわ。

その分、今月から詰め詰めで働くけど?いい?」と伽椰子が聞く。

「良いよ!ご飯も掃除も任して!」長谷川先輩が親指を立てる。

「知ってると思うけど、ポストも宅配便もゴミ出しも1階だからね〜

荷物もケータリングも1階までだから。取りにおいでよ!」と大叔母様から電話で連絡が来た。

「ああ〜早く日本に帰りたい!」すでに音を上げる2人だった。

書いてて楽しかったです。

なぜ城の見取り図から地下を消したか?

説明するの忘れた〜が、まあ良いです。それも一興。

戦争物も楽しいかも?

学生時代にヨーロッパ諸国の美術館巡りでロワール川付近の古城や教会も見たので書けたんですよね、思えば。

パリが1番色々あって楽しかったような辛かったような…イタリアのフレンツェが奈良と気候が近くて過ごしやすかったような…うっすら記憶が。


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