第二十五話 インターミッション【4】
― リミットブレイク ―
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
『ミッションクリア報酬』
ミッション難易度★★★★★★
エース機耐久度 100%×3 20×3×6=360ポイント
敵機体撃墜率 99% 3×6=18ポイント
機甲材採取率 0% 0ポイント
残クリアタイム 150分 150×6=900ポイント
イベントクリア 10×2回=20ポイント
小隊支援物資(騎士団) 300÷5=60ポイント
ボス撃破 250ポイント
総獲得ポイント 1608ポイント
獲得給金
基本給金 50ガルマ
指令達成報酬 1608ガルマ
特別手当 250ガルマ
小隊支援金(騎士団) 1000÷5=200ガルマ
総獲得給金 2108ガルマ
【操縦レベルアップ】:レベルが7になりました。
タイムアタックに挑戦したわけではないが30分でクリアしたこともあり、かなりのポイントを稼ぐことができた。
だが、操縦レベルは1しか上がらなかった。レベルが上がるにつれて必要ポイントも増えるのだろう。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
『能力値決定』
基礎能力値にボーナスポイントを振り分けてください。
パイロットネーム:トウマ
操縦レベル:7
攻撃力:135
防御力:73
回避力:52
命中力:126
脳波力:49
耐久力:82
精神力:80
幸運力:-169
ボーナスポイント:20
うん、やはり1レベルにつき能力値は10ポイント上がり、ボーナスポイントは20になっているな。いつも通り幸運力を下げて、攻撃力と命中力と精神力を上げた。
パイロットネーム:トウマ
操縦レベル:7
攻撃力:145
防御力:73
回避力:52
命中力:136
脳波力:49
耐久力:82
精神力:90
幸運力:-179
ボーナスポイント:0
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
『獲得ソウル』
敵機体撃墜獲得報酬:509ソウル
ミッション成功報酬:90ソウル
小隊報酬:10ソウル
総獲得ソウル 609ソウル
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
『入手アイテム鑑定』
【スランスランの軟装甲】(R3)×10
【スランスランの潤滑油】(R3)×6
【スランスランの液体回路】(R3)×2
【モンブルーノの探知機】(R3)×6
【モンブルーノの追尾装置】(R3)×6
【モンブルーノの針装甲】(R3)×2
【グラカキンの硬樹装甲】を入手×6
【グラカキンの鉄球殻】を入手×2
・・・あいつら、アイテムは無視して構わないと言っておきながらきっちりと拾ってやがったな。
性能の差なんて言ってたが、もしかしたら食ったりもしていたんじゃないか?・・・いやいや、仲間を疑うのは止めておこう。たとえ食ってたとしても良いじゃないか、俺にエースらしい仕事をさせたかったんだと思っておこう・・・ありがとう、皆。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
『破損状況』
パイロットネーム:トウマ
AQA:素体レベル:35 全能力+87
機械装甲
【頭】リヴァイアブルヘルムⅢ:攻撃力+50 防御力+30 命中力+30 脳波力+130 耐久力170
【体】リヴァイアーマーⅢ:防御力+70 命中力+30 脳波力+30 耐久力240
【腰】リヴァイアスフォールドⅢ:防御力+40 回避力+30 命中力+20 機動力+50 耐久力180
【腕】リヴァイアームⅢ:攻撃力+100 防御力+30 命中力+60 耐久力150
【脚】リヴァイアグリーブⅢ:攻撃力+20 防御力+40 機動力+100 回避力+50 耐久力200
【背】リヴァイヴァルヴァックⅢ:防御力+30 機動力+100 回避力+100 耐久力170
装備武器
【AW】青龍玉:攻撃力+220、命中力+75(龍属性)
【肩砲】双龍砲:攻撃力+210、命中力+10(龍属性)
【剣】隠剣・龍牙(腕):攻撃力+180、命中力+50(龍属性)
【剣】隠剣・龍牙(脚):攻撃力+190、命中力+50(龍属性)
今回も殆どダメージを受けなかった。うん、R5AQAは強いよ。
それよりも、早く司令室に行かなくては・・・。
― リリリ、リミット ブレーイク ―
自室には入らず駆け足で司令室へと向かう。途中でナック、キタ、ウェスと合流、皆が俺と目を合わさないのは疚しい事があるからなのか?そうなのか?
司令室には既にサーシャが待っていた。一刻も早くクリアを目指すからには敵を食べながら戦うのは止めておこうと言っていたのに、ミッション中に敵を食いながら戦っていたであろう仲間たち、男性陣は後ろめたさから俺と目を合わせない、それなのに彼女は何食わぬ顔でそこにいる。俺と視線が合っても平然としている・・・絶対食ってるよ、隊長だけは潔白なんて事はないはずだ。ここでその事を追求したら小さい事に拘わる懐の狭い男のレッテルを貼られそうで怖い。女の恐ろしさを心底感じつつ、今はそれどころではないと自分に言い聞かせ、クラスメートが待つサーバーへと移動するため、司令官に話しかけた。
「よくぞ・・・・・・名誉ある・・・・・・これからも・・・・・・期待しているぞ。あの扉の奥に待つ新たな・・・・・見事乗り越えて・・・・・。」
いつも通りの長い訓話をいただいて、別サーバーへと移動する扉をくぐる。
『パイロットネーム:トウマ、黒6-5サーバーから黒3-10サーバーへと移動します。』
司令室の扉を抜けると、そこは司令室、なんだこれ?いつもの室内に、いつも偉そうにしているレスナー司令官、いつもと違うのは黒の軍服姿の女性が四人居る事だけだった。あれ?五人じゃないのか?
彼女達はサーシャに縋り付く様に駆け寄ると安堵の表情を浮かべた。中には微かに涙ぐむ子もいる。
「クラスメイトなんだから初めましてでは無いけど、挨拶はまだだったよな、俺はトウマ、ゲーム初心者だ。駆け出しの俺だが一応エースパイロットをやらせてもらっている。宜しくな。」
他の皆からどういう説明を受けていたのかは分からんが、彼女達は挨拶をした俺を見るなりステータスを見せてくれと言い寄ってきた。
隠すものでもないので【助手の電子辞書】を使い、俺のステータスを見せてやる。
「凄~い、何これ~?」「R5のAQAよ、とても素敵ね。」「どうやったらここまで強くなるんだ?」
女の子に囲まれワーキャー言われるのは何だか気恥ずかしい。キタやナックが頷きながら俺を見ている。あいつ等も前に来た時、俺と同じ目にあったんだな。思わずニヤけてしまいそうになりそうだが、サーシャの険しい表情が俺を冷静にさせる。
「あっ!サーシャ様の仰った通り、マイナスのステータスをお持ちなのですね。」
亜麻色の髪を肩まで伸ばした女の子が俺の幸運力を見て信じられなさそうに驚きの声を上げた。
「最初に幸運力をマイナスにしたせいで皆には随分と迷惑を掛けてしまってね、正直、俺一人ではミッション1すらクリアできなかっただろうな、ここに居る仲間の助力があったからこそ俺はここまでやってこられたんだ。」
俺の発言に四人の女の子は複雑な表情を見せる。先程、涙を滲ませていたポニーテールの女の子は更に目を潤ませ助力を求めてきた。
「お願いします。トウマさん、私たちを強くしてください。そして今度こそ仲間を助けたいんです。」
彼女たちの事情をサーシャが詳しく教えてくれた。最初は俺達と同じ様に五人でパーティーを組んでいたのだが、その中の一人、オヅヌがマイナスステ持ちだった。つまり、幸運力をマイナスにした奴が俺の他にもいたのである。当然、彼女たちが最初に挑んだのは☆ミッションではなく、★ミッション、敵はAQAではなく半獣半機の化物だ。オヅヌの乗ったAQAが真っ先に破壊され、あとは抵抗むなしく彼女たちのAQAは次々に撃破され全滅してしまったそうだ。修理費もなく彼女達は無一文のままAQA素体での出撃を余儀なくされる。難易度の違いに気付いたのはその後だった。
幸運力がマイナスのせいで★ミッションになっているのだと気づいた彼女らはオヅヌをパーティーから外し、四人でミッション4まで進んできたのだと言う。そしてミッション4であっさりと全滅し、攻略の糸口すら見い出せず途方に暮れていたところにサーシャ達が現れたという事らしい。
ミッションを先に進め強くなってから迎えに来ると言いながら、オヅヌを仲間外れにし見捨ててきた事を彼女達は後悔していた。
「それじゃあ、今もオヅヌは別サーバーで君たちが迎えに来るのを待っているのか?」
ポニーテールの女の子が涙を流しながら大きく頷く。
「はい、オヅヌさんは俺に遠慮しなくていいから先に行ってくれと言っていました。でも、一人ぼっちは誰でも寂しいはずです。私達は早く強くなって彼を迎えに行きたいんです。」
彼女たちの悲愴な面持ちを見れば何とかしてやりたいと思う。キタやナック、ウェスもサーシャも同じ気持ちのはずだ。
「まあ、二日、三日でLBOからログアウトしたりはしないだろう、俺達と組んで強くなって、約束通り迎えに行ってやろうぜ。」
ナックが、悲壮な面持ちでいる彼女達を慰める。
「サーシャ隊長、彼女たちに強くなる方法は教えてあげたのか?」
「もちろん、銃撃戦の多い☆ミッションは素体で出撃しないといけない彼女たちには不向き、早く強くなるにはやっぱり★ミッションで食いまくるのが一番よ、ミッション1で色んな敵を食いまくり、ミッション2でソウルを稼ぎまくれば少しばかりの遅れなんて直ぐに取り戻せるわ。」
ウェスもサーシャの意見に同意する。
「そうだよ、出現する全ての敵は此方が攻撃しない限りトウマを狙うからね。敵は強いけどむしろ安全なんだ。」
ナックも頷き、彼女達を励ます。
「敵の食える部分をうちのトウマ料理長が引き千切って寄こしてくれるからな、戦闘に参加せずとも食って強くなって楽して大儲けだ。」
キタも余計な口を挟んでくる。
「そうそう、俺達のエースコックにお任せあれ、きっちり三分で美味しく調理してくれるで。」
何が面白かったのか分からないが、落ち込んでいた彼女達から少しだけ笑顔を取り戻せたようだ。




