「1人目の記録」
ここは天界、神や化身がいるファンタジーのような世界
多分君は【??世界】の人だよね
ああ、こう言っても伝わらないか
まだ知らなくてもいいかもね
【??】
やーっと見つけたよ、騒音の原因。お古な捨てられてたドローンが原因だったみたい。
レンズはひび割れて使い物にならなくなっているし、羽を支える骨組みは頼りない。
ひび割れからの反射のせいで認識エラーが起きたようだ。
直してあげたいところだけど、そんな能力は持ち合わせていないし、持ち合わせていたとしてもやるつもりはない
これを持ち主に返したいところだけど
誰のものか、不法投棄か
どうしようかな…これ…
少し重い、かなり旧式のドローン
まだ、使おうと思えば使える
できれば、過去の記録が見てみたいものだ
[ピーーーーーー]
急にぴー音言い出した!
なになに…何かやっちゃった…?
こえぇ…
[再起動中…再起動中…]
[完了]
え?
ふわりと浮き上がるドローン
ドローンは割れたレンズに私を写してくる
超ロングの桃色の髪
ほとんどの光がそれを反射した
[認証、認証…エラー]
やっぱエラーか、まぁ私のものじゃないしね
[レイン様はいらっしゃいますか?]
ここにはいません、私以外にいないよ
レインって子が前の主人?
[ここはどこですか]
ここは天界の浮遊島、誰の所有物でもない謎の場所。
[再認証を行います]
再認証?
[あなたは、誰ですか]
記憶喪失みたいなこと言ってきたよ
「私はメツ、検索をかければ出るでしょう?月の神」
ドローンがロードし終わるまでに教えようかな
今言った通り、私は月の神なのだ
神には一つは絶対に、なにかを担当する
私の場合、それは月の神なのだ
ま、それ以外もあるんだけどね
ドローンのロードも終わりそうだしまたあとで!
[メツ、主人登録が終わりました]
は?
まてまて、主人になるなんて言ってないぞ…!?
[私は第一代目多才ドローン、"シロモノ"です
ご自由に扱いください]
第一代目多才ドローン…?
天界には様々なドローンがある
今の最新だと第一二〇代目…
第一代目なら…何億年前なんだよ…
私が知っている…と言うより私が幼い頃でさえ第九八代目だった…つまり
こいつ、シロモノは…風化しかけた、歴史の代物だ…
[設備不良が発生しています。修理してください]
でしょうね、そんな古いんだったらそうなるよね…
しょうがないなぁ
アイツに頼るしかないかぁ
その、頼れるアイツに会うには
私たちの家、《神明コピー空間》に行く必要がある
早く行くかぁ
《テレポート:間》
《5…4…3…》
ドローンをしっかり掴む
《2…1…》
テレポート先は灰色で覆われた空間…の、上空
重力のおかげか、風を切る音が耳元で良く聞こえる
なんでこんなところに来たのか、誰しも一瞬疑問に思うだろう。
だってここから、また別の狭間に入り込むことができる
通称『ステーション』なのだから
そして、入るべき場所は…




