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エスパー投手は彼女に夢中(甲子園に行くぞー)  作者: 駄犬
大騒ぎ野球チーム誕生
48/195

48.合宿するって。(〇リも来るよ!)

なんと都大会ベスト8にまで昇りつめた多摩近場高校、

周囲からは偶然勝ち進んだ結果コールドとか最後に実力が出た、とか言われたが

部員たちは満足していた。

そしてショータは結局部に残り、彼の家族は暖かく見守っていた。


夏休みのある日 礼華が校庭で大声を上げている。

「各教科の教材は積んだ?リモートの講習の教材は確認して、それから向こうで受ける

 模試の受験票は各自確認を・・・」

兄の礼司は主将を退き、五十嵐が主将になったが、影の、いや実際の主将は礼華だろう。


ワンダー3の3人がひそひそ話ている。

「野球部合宿だよな?」

「噂じゃ昼間の練習より夜の自習の方がキツいスケジュールらしい。」

「わが校らしいというべきか。」


監督はバイトでコーチに来てくれた大学生の対応をしている。

 本当はしっかりしたコーチ、監督が必要なのだが、急には無理なのと

 礼華の希望で監督には留任してもらった。

 ノックや技術指導は古稀の監督に酷なので、大学4年、次は指導者となる予定の

 学生に声をかけ3名バイトに来てもらった。

 一人は来春からわが校に教師として赴任するらしい。


バスの座席には美月、心晴の姉妹がチョコンと乗っている。

例によって家を離れられない美月を礼華が誘った結果だ。


なお、ショータと美月の関係進捗は悪い。

 同年配の高校生からみても二人とも不器用で少しマヌケだ。

 苦笑しながら見ていると言って良い。


ショータは美月の前で態度に出るし、

美月は女友達に「どうしようか、どう思う?」とか言ってる。

意見を聞かれた女友達はいい加減ゲンナリしていた。

鈍い野球部の男たちでも気がつく関係を女子が気がつかないはずがない。

二人は周囲の「これどうするんだ?」という空気に気がつかないほど

お互いにひかれあっていた。


バスの中では特別マネージャー心晴が人気だった。

可愛いは正義だ。幼女強い。


2年生の過半は受験に集中という事で辞めてしまい、選手19名

増えた女子マネ6名、特別マネージャーの心晴という、

男ばかりの学校が超絶うらやましがる野球チームのバスは出発した。






 


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