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エスパー投手は彼女に夢中(甲子園に行くぞー)  作者: 駄犬
大騒ぎ野球チーム誕生
36/195

36.仕込みはOK!

海野海月視点

 食べ放題の店としては、高級店やった。

 礼華は慣れてるみたい。割引券持ってたもんな。

 心晴が不安と期待の入り混じった目や。


 タッチパネルで注文するらしい。

 礼華がどんどん注文する。大丈夫かいな?

 お肉トングに挟んで入れるのも礼華、私や心晴に肉の説明をし、

 どんどん食べさす。

 上手いわこの子、仕切るの。

 お腹一杯になってデザートを頼んだ時に礼華に切り出された。


 「野球部の為にお願いがあるの。

  ショータに『甲子園に行きたい、連れてって。』って言って欲しいの。」

  マジっすか。そんな感じやと思ってたけどな。

 「なんか、私の方から告白したみたいで誤解されへん?それ」

  ・・・礼華の目が泳いで、何か可笑しそうにしている。

 「ショータ体が痛いせいもあって、野球辞めようと思ってるみたいなの。

  でもきっと良くなるし、せっかくみんなで楽しくやってるし勿体ないでしょ?」

  みんなで、の所に力入れるな。

 「これは美月にしかできない事なの、お願い!」

  そない頭下げられてもな?

 「前甲子園行きたい、と言ったけど、どうしても行きたいという程ではないしな。」

 「美月も甲子園行きたいん?」

  心晴が話に割り込んできた。

  首を振り「行けたら良いな、位には思うけどな。心晴はなんで甲子園の事を?」というと。

  「パパがな、物凄い良いとこや、行ったら一生自慢できる言うとった。」

   あのクズかい! パパなんて呼ぶな!

  礼華が心晴にニッコリ笑いかける。心晴その笑い怖いんやで。

 「悩める少年に生きる希望とやり続けるモチベーションを与えるのよ。

  ちょっとだけ頑張って。」

 「でもな、ショータは彼氏としては何か。『生まれて、すいません』って感じでしょ。」

 「シュータって誰?」

  心晴が割り込んで来る。まあ興味わくよな。

 「野球でテレビ映っとったやろ、ピッチャーの子」

 「あの可愛らしい子?」

  心晴に言われたらショータも終わりだ。

 「あの子、私と同じやったんや。しんどいな。」

 「何が同じ?」

 「パパとママと一緒に追った時、ずっと 生まれてゴメン、生きててゴメンって思ってた。

  ママに『産むんやなかった』って言われてベランダに追い出された時、暑かったんやけど

  体が冷とーなって、ホンマにしんどかった。」

  妹よ今その話はするな。

 「ほんでも、今はオカンと美月が居てくれるし、そんな事ないよ。」

 「頑張ったんだね、強いね。」・・・礼華がニッコリ笑って言う。心晴は少し得意そうだ。

 「ショータに会いたいわ。」

  うん、心晴なに言うとる?

 「テレビ見て、あの子は私と似てる、て思って。何かつらい、冷たーいの心にありそう。

  私がやったみたいに、ぽーいってすれば良いって教えてあげたい。」

 

  礼華がニコニコしてる、怖いぞお前。

 「とりあえず、言い方は任せる。ショータを力づけてあげて!お願い!」

  出て来たデザートを食べ終え、満足気な礼華と心晴、考え込む美月は店を後にした。


 食事後 礼華の感想。

  ああ、びっくりした。でもあの〇リは使える。

  強い子で助かった。

  それとクラゲ、お前がショータにひかれてるのバレバレ。

  私の仮説 思春期男女、一定の条件におけば惹かれあう!にはまってるよ。



 




 

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