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48 妄想仲間の日菜子ちゃん

           48



「心希ちゃん、また明後日の方向を

みてたでしょー」


「え!?そう?」


「あの顔は、確実に明後日をみてたよ!」


日菜子ちゃんは、一番の友達で

妄想仲間だ。


「ねぇー何、妄想してたの?」


「妄想じゃなくて、中学受験の頃を

思い出してた…」


「うぇーーー

私、絶対!思い出したくない!!」


「だよねー

でも、それがあっての今だから

過去の自分を褒めてあげたい!!」


「それは、たしかに!

入学できてよかったよねー」


「うんうん!」


「じつは…

私、別の中学と迷ってたんだー」


「え?そうなの?」


「合格者説明会で、心希ちゃんの隣に

なってなかったら、合格していた別の

中学にしようって思ってたの」


「へぇーー

隣になってよかったー」


「私もだよー」


「なんか…

うちの学校って、居心地良くない?」


「うん、私もそう思ってた」


「私…学校って、面倒な場所だって

ずーっと思ってたんだけど

ここは、不思議と嫌な感じがなくて…」


「それ!すごーくわかる!!」


「やっぱり!!そうだよね!!」

「まぁ、定期テスト期間は辛いけど…」


「…うん、それもわかる…」


「だよねーーー!!」


大笑いしながら、音楽室へとむかった…


………


「ねぇ…私、ちょっと気になることが

あるの…」


「え?なに?」


「心希ちゃん!絶対内緒だよ」


「うん!わかった!」


階段を上がるスピードを少しゆるめて

日菜子ちゃんが話しはじめた…



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