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85 まずはグループ交際からね。

体調を壊してしまいました>_<

来週はお休みいたします。

すみません。

葵です。


純華と文乃に4人で会う事を提案します。


「会うからには休日に私服で会う事。

平日に4人で会うと、あまり時間ないし、制服で、桃花の女子校と男子校の生徒が会っているって世間の人や学校の生徒にわかって目立つでしょ?

そうだな、今いるようなドーナツショップみたいなファストフード店だと狭いし、うるさいから、

ターミナル駅にあるちょっと広めで、高くないレストランで食事でもしてみない?

私も同席して、4人が友達になれるように誘導するから。

その日はとりあえず、連絡先の交換とかしてさ、グループ交際みたいの初めてみたら。

純華も文乃も好きな人に対して好きっていうんじゃなくて、とりあえず4人でいろんなところに一緒に遊びに行こうよっていうノリで言えばいいんじゃない?

もしかしたら、男子の方から言ってくるかも。

言ってこなければ、純華か文乃が言ってみたら?恥ずかしかったら同席した私が言おうか?


そうだ!あっちの二人には、私が4人のグループ交際を思いついたって言うよ。

4人なら仲良くなれそうだって私が考えたことにして提案する。

それなら、自然な感じで意識せずに会えるでしょ?


4人で会って、いっぱい会話をしたうえで、気が合えば、カップルに自然になれると思う。気が合わなかったり、やっぱり好みでなかったってことなら、グループ交際はやめって感じにしようよ。

これなら、もしうまく行かなかった時でもショック少ないよ。」


「うわっ、葵って天才!!まずはグループ交際ね。しかも本音を隠すから、私たちの女の子としてのプライドは守れるってことね。」

「そっか、男の子たちが、私たちを好きなら、グループ交際を引き受けてくれた自体で脈はあるし、その後も4人で行動すれば、結果がでてくるよね。

このアイディアは私たちが彼らを気に入ってるということがばれていないのがいいな。」


「女の子って、自分から好きっていうより、男子から好きって言われたい方でしょ?

だから、この作戦考えたの。

じゃあ、男子に話して、オッケー取れたら、また連絡するね。

SNSで連絡するからね。」


「了解。」

「ありがとう!」


二人は楽しそうに帰っていきます。


それにしても、私、なんでこんな作戦思いつくんだろ?

たぶん、女子と男子の両方の気持ちがわかるからかなあ。

四角関係の恋愛模様は本人たちに解消してもらお。

まずは4人が仲良くなること。

それが大事だなって思いました。


翌日、私は、佐藤君と山中君を昼休みに誰もいない屋上に呼び出します。


「実はね、きのう偶然に純華と文乃にあったんだ。

それでね、彼氏がいるか?って確かめたら・・・」


二人の男子は、息をひそめて唾液をゴクンと飲み込む。

ふふふ、面白い。


「・・・いないって。」


「おおっ!」「やったー!」

二人はハイタッチした!

うわーっ、すごく単純。


「でも、佐藤君と、山中君を好きになってくれるかはわかんないでしょ?

気が早いよ。」


「いやーっ、好きな女の子に彼氏がいないってわかっただけで、天国だよ。」

「そうそう、人のモノになっていないってことが大事。」


「うわーっ、望みが低い。

まあ、いいや、それでね。二人は女子校で、男子と話す機会がないから、とりあえず男友達は欲しいっていうの。

でね。佐藤君と山中君と会ってみない?って話をしちゃった。友達なら無難だよって言ってね。

グループ交際してみたらって提案しちゃった。」


「まじかよ、もう、俺たちの名前出しちゃったの?」

「展開速いな。俺たちが狙っているのバレちゃった?」


「いや、この間文化祭の時に案内役頼んだから、その流れって感じで話したんだ。

あの二人なら紹介できるって感じかな?

まあ私が勝手に提案した感じ。

佐藤君、山中君の気持ちは全く話していないから安心して。」


「それでそれで?」

「うん、反応は?」


「可もなし、不可もなしかな。あの二人なら、まじめそうだし、友達になってもいいかな?

また会ってもいいかな?って感じだよ。で、その後も話して、結局会ってくれるって。」


「おおっ、すごい。」

「最低でも友達になれるチャンス。」


「会う場所と日時も決めてきた。

来週の土曜日、11時にターミナル駅集合。その近くのレストランで一緒に食事をすることにした。

レストランって言ったって心配しないで。

一人1000円以内で、ランチセットが食べられるところ。

女性客中心で、子供が少なくて静か。

だってさ、ファストフードだと、狭くてうるさいし、ファミレスだと家族連れでうるさいし、

私、一生懸命考えたんだ。」


「ありがとう!」

「まず、会えたら幸せだよ。」


「それでさ、もし自分たちが嫌われてないって感じだったら、ちゃんと4人で一緒に遊びに行く仲間にならない?って男性陣から言うんだよ。単に食事して、おしゃべりするだけだったら無駄だよ。

私がグループ交際提案したけど、男性陣から具体的に誘わないと進展しないよ。」


「わかった。がんばる。」

「そうだな、目的あるんだからな。」


二人は大張り切りです。

この二人、女子を目の前にして、うまく話せるかなあ。

たぶん、女子からは絶対アプローチはしないと思うから、男性陣次第なんだけど。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


で、演劇部の部活が終わったあと、この話を知っている板谷君と尾崎君に経過を話してしまいます。

二人とも、口は堅いので、心配はありません。


尾崎君は

「そりゃ、おもしろい。4人での合コンみたいんだな?俺、観に行こうかな?」と面白がります。


板谷君は

「だめだよ。もし、同じクラスの人間がいるってわかったら、佐藤も山中も固まっちまうぞ。

緊張に弱い二人なんだから。」と、釘を刺します。


私も、なんで4人のために、付き合わなきゃいけないんだろう?

しかも、私は恋愛ができる状況にないのに。

私が性転換手術を終えるまで恋愛はしたくないって決めているのは自分勝手ではあるけど。

何かモヤモヤする。


と思いつつも、同級生と女子校の仲良しの女の子たちの青春の展開に自分が関わるのはすごく面白いっていう意識もあります。

もし、これで、4人が付き合いだして、結婚でもしちゃったら、私、完全にキュービッドだよ!

そう思っちゃうのです。



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― 新着の感想 ―
[一言] この話を読んで「ストップ!ひばりくん」を思い出しました。 古い漫画たわから知らないかな?
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