80 由奈と菅原君へのカミングアウトの続き
葵です。
前回に引き続き、女性としての人生について由奈と菅原君と話をしています。
由奈が興味深そうに話を掘り下げます。
「無事に性転換手術をして、戸籍を変更して、それからはどんな問題があるのかなあ?」
「いっぱいあるよ。
まずは、女性ホルモンはお医者さんとか製薬会社から、供給を受けないとダメってこと。
一生、外部摂取しなきゃいけないの。
昔、女性ホルモン摂取をしてたニューハーフが犯罪を犯して、刑務所に拘留されているうちに、ホルモンを摂取できない時間が長くなって、すっかり男の体つきに戻ったっていうお話があるんだ。
お金はかかるよ。」
由奈の目が輝きだす。女性の体のことについては、やっぱり興味あるようです。
「手術しても表面的な性器だけの手術だよね。
性行為はできるようになっても、子宮はないし、妊娠はしないし、生理はないってことだよね。」
「その通り。
中身は男性のままってこと。
生理がないから、性転換したことを秘密にしてると、女友達や女性の同僚との会話で、不都合が生じることがありそうなの。」
「なるほどね。」
菅原君は就職について興味ありそうでした。
「大学の就活シーズンの段階で、身体が女性になっていて、戸籍も女性なら、堂々と女性として就活できるよね。」
「できると思う。
最近は個人情報の保護から、就職活動の時に、戸籍謄本とかだすなんてことは決してないから、ばれないよ。バレるとしたら、内定のあとの、健康診断かなあ。
レントゲンとか撮られちゃうと、ばれちゃうような気がする。
骨格が違うと思うし、それに、レントゲンとかに写るのかわかんないけど、子宮ないし、前立腺あるしね・・・
だから、人事部には申告は必要かも。」
「そっか。健康診断は必ずありそうだよな。人事担当者や病院は味方に付けなきゃな。」
由奈は最も聴いてほしくない話をしてきた。
「私は結婚のこと心配しちゃう。
もし、愛し合う男性ができても、結婚って、相手の家族との関係があるし、子供ができないという事実を
相手が受け止めてくれるかどうかってすごく気になる。」
「生殖能力がなくなるのは、もう覚悟はしているというか、しちゃってる。
ホルモン治療を開始した瞬間、もう子供はつくれないから、現時点で、もう子供は無理なんだ。
問題はそんな私をお嫁さんにしてくれる男性がいるかってことだよね。
普通ならいそうもないけど・・・
でも、今は考えないようにしている。
まずは、性転換手術をして、戸籍を変更して、女性として就職して自立できるようになってから考えることだと思っている。
まずは、一人で生きていける大人にならないと。」
「葵、すっごい大人だね。尊敬しちゃう。
私、まだ、自立まで考えてなかった。」
「俺もだよ。人生を先までみてるんだな。ってことは、なりたい職業ってあるの?」
「一応、教師を目指すつもり。私みたいな子供が増えてきそうだから、需要はあると思うんだ。
LGBTを理解できる教師になって、一人でも悩んでいるLGBTを明るくさせたい。」
「すげー。俺も、将来考えなきゃ。」
「私も。勉強になった。
あ、そういえば、このこと知っているのは今のところ誰なの?」
「もちろん、学校関係者には打ち明けてる。一応、卒業まで女装オッケーってなった。
まあ、性転換手術を3年生でするから、その後は女装って言えないけど。
演劇部にもカミングアウトしているよ。だから板谷君、尾崎君は当然知ってる。
あと、祐希かな。実は祐希のお母さんが専門医で、いろいろ相談に乗ってもらってたんだ。
同級生には年末までにばらすつもりなの。菅原君、協力してね。」
「おお、板谷や尾崎と一緒になって、フォローするよ。
まあ、今でも女扱いしているからな。
でも、その胸、本物ってことだろ?
同級生が小出の胸を見る目が変わってくるぞ。」
「えーっ!!菅原君もそうなの?男の子ってどうしようもないな。
菅原君は葵の胸を見ちゃだめ!見たくなったら、私の胸を見て。
私の胸大きいでしょ?」
「あ、ああ。」
「そうだ、葵。女子校の演劇部には話していいの。顧問の福島先生は知っているのかな?」
「知ってるよ。だって、山野先生の友達じゃない。」
「そっか。」
「女子高の演劇部には話していいよ。すでに知ってる祐希といっしょにみんなに話してね。
その方がスムーズだと思う。」
「了解。」
そのあと、用事があった菅原君が帰宅し、由奈が残ります。
由奈はまだ興味津々で、色々聴いてきます。
なかでも、私のおっぱいを気にしてます。
「ねえ、おっぱい膨らんだことだけどさ、サイズは?小さいとは思うけど。」
「やっとAカップってとこだよ。ホルモン治療をした男性はAカップ止まりが多いみたいだけど、
私はホルモン治療したばかりだから、もしかしたら、もうちょっと大きくなるかもしれない。
あんまり、期待してないけど。
由奈って、Cカップ?」
「ええっ、何でわかるの?教えたことないよね。」
「何となく、そう思ったの。
私、胸を大きくしたいから、人のサイズも気になって、推測するの癖なんだ。
当たるかどうかはわからないけど。」
「私の場合は当たっちゃったのね。何か、悔しい。
悔しいから、ちょっと胸を触らせて。
ホルモン治療で膨らんだおっぱいを触ってみたい。」
「ええっ?何で?
由奈にはちゃんと立派な胸があるじゃない?
私の触る意味がわかんない。」
「減るもんじゃないからいいでしょ。
毎日一緒に学校行っている仲じゃない。
今、この家には二人しかいないから、今がチャンスだと思ったの。」
「うーん、いいけど、ちっちゃいよ。
触っても、あまり柔らかさ感じないと思う。」
「私もAカップだった時代あるから、それはわかる。
でも、触ってみたいの。」
「わかった。いいよ。」
「やったー。じゃ、えんりょなく。」
その日は私は胸の形が割と出てしまうニットを着ていたので、由奈は触りやすかったと思います。
まずは私の正面から、両手を伸ばし、二つの膨らみをそっと触ります。
「うーん、小さいけど、確かに柔らかい感触があるっ!おっぱいだ。バッドじゃない。すごいっ!
後ろからも触らせて。」
由奈は後ろに回り込み、背後から、胸を触ります。
しかも、揉みだしました。
「ぁぁあん、だめぇっ!」
私は、今までに感じたことのないようなエッチな気分になり、ストップをかけます。
「あ、ごめん!!なんか、男の子の気分になっちゃった。
やっぱりまだ小さいなあ。もっと大きくしないと。」
「由奈、失礼だよ。私だって、大きくしたいんだから。」
「大きくなったら教えてね。また触らせて。私より大きくなったら嫌だけど。」
「もう、意外にエッチなんだから。次に私の触ったら、由奈の胸も触るよ。」
「ふふふ、いいよ。幼馴染みなんだから。そのくらいオッケー。」
私の胸はまだ成長するのかしら?とちょっと不安になりながらも、大きくなったら、由奈のおっぱいも揉みまくってやると決心する私でした。




