↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
195/200

195 クリスマスパーティーが始まる

このお話も今回を含めてあと6話です。もし、私の小説を読んでいる方がいらっしゃるなら、深く感謝いたします。最近は高校生・教師の恋が上手くいく話ばかりですね。ハッピーエンド至上主義です。まあ、自分の書きたいように書けるのが素人小説の良さですね。

日川彩里です。

女子高の1年生で演劇部所属です。


私、夏休みまで、男子が大嫌いでした。

体がゴツゴツしてるし、粗野だし、下品だし、女の子みたいにキレイな顔していない。

やっぱり、宝塚の男役みたいな女子が憧れ!なんて思ってました。

桃花女子高校を希望したのも、宝塚の男役みたいな「王子」と呼ばれる存在があったからです。

女子校入学したら、王子と仲良くなって、百合っぽい高校生活を送るんだなんて妄想してました。


でも、入学して早々、幻想は打ち砕かれました。


「王子」の新川先輩は予想どおり、凛々しい男役だったんですが、何と男子校に彼氏がいたんです。


嘘でしょ!なんて文句を言いたくなりました。


その後は校内にいるちょっと男の子っぽい女子生徒を見つけては憧れる生活を続けていましたが、7月にちょっとした事件が起きます。


何と、高校に入ってからの一番の仲良しで、同じく男嫌いの島田明日香に彼氏ができちゃったんです。しかも男子校の演劇部員の1年生!

まさかまさかの展開です。


私はどうせ、すぐダメになるだろうと思ったんですが、全然そんなことはなく、今までやや消極的な性格だった明日香がすごく積極的になって、演技にもすごく前向きになったんです。

そして、彼氏ができていかに楽しいかって話を私にするんです。


最初はそんな話はとんでもないって、聴く耳持たないって逃げてたんだですが、彼女が生き生きしている姿を見てると、男の子もそんなに悪いもんでもないかな?って思うようになってきます。


クラスの女子のコイバナにも耳を傾けるようになります。


もしかして、男の子との恋愛って楽しいかも?なんて少しづつ思うようになってきました。


そして、9月から12月にかけては演劇部の活動で、男子校と連携することが増えて、男の子の良さもわかってきます。重いものを持ってくれたり、他校とのトラブルがあった時に間に入ってもらったり、けっこう頼もしい。私は価値観が変わる感じがしました。

そうだ。男の子も中学の時と違って、大人になってきている。女性に対するいたわりとかあるし、責任感という点で、女性を上回る強さを出すときがある。そんなことを感じ始めました。


そして、ブロック大会で、女子は全国大会行きを決め、男子は断念することになったんですが、男子校の人たちは私たちを拍手で祝福してくれました。

男子校の落合部長は「よし、全国大会の時は応援に行くからな。俺たちの代わりに全国の頭とれよ!」

なんて言ってくれました。すごく嬉しかった。


もうすぐ、伝説のクリスマス・パーティーです。今年も告白する人いるかな?

私?私はまだ、恋をしていません。

男の子の良さを分かってきただけで、まだ特定の人を好きになっていません。

演劇部の活動で余裕なかったし。

やっと余裕がでてきたから、パーティーで素敵な男の子見つけちゃおう。できれば。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


児玉勝利です。


ついに、この日が来てしまった。


男子校女子校の合同クリスマスパーティーだ。

3年生は受験で参加しないが、1年、2年は全員参加する。

ここ2年、カップルが誕生していて、今年は誰がするんだろう?と言われている。

さすがに、今年はしないんじゃないか?という話もある。

何て言ったって、2年連続告白が成功しているわけで、今回告白する生徒がいるとしたら、相当プレッシャーだ。

失敗したら、立ち直れないだろう。

もし、する生徒がいるとしたら、かなりメンタルが強いタイプの人間かもしれない。


しかし、ブロック大会という大きなイベントが終わった直後でもあり解放感はある。

その解放感で、思わず告白しちゃう生徒がいるかもしれない。


実は今年のパーティーの司会は俺と女子校の部長の篠原さんだ。


俺と篠原さんは、綿密な打ち合わせをして、パーティを盛り上げるための企画を考えた。

男女でチームを作ってゲームをしたり、ビンゴをやったり、若い男女が仲良くなれるように、打ち解けられるように工夫した。


そして、告白コーナーも実は作った。


公式にはそういうコーナーはないが、パーティの終盤、いきなり、俺と篠原さんで、みんなに声をかけて、告白する人を募るってことにした。

告白する人がいなかったらどうするんだ?って?


心配ご無用。

告白する人間は二人決定している。

二人ともメンタル強いから、もし失敗しても、全然平気な人間だ。

誰かって?

それは秘密さ。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「ついに、もうすぐパーティー開始かあ。

ねえ、雅、今年は告白する生徒っているの?男子校の生徒の方は、告白する勇気がある人間いそうもないよ。」


「そうねー。女子校の方も、そういう噂はないなー。

まあ、告白しなきゃいけないっていう日でもないしね。

秋葉って、生徒たちの告白ショーを期待してるの?」


「そりゃそうよ。若い子の告白ってドキドキするじゃない?

なんか、いかにも青春って感じで素敵!」


「確かに。

高校生の純情ってすごいもんね。

今年も予想外の展開が起こってほしいなー。」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「佐々木さん、もうすぐパーティー開始だけど、そっちの方はどうなんだ?

今日告白しちゃうの?

俺は、とてもじゃないけど、告白する自信がない・・・

篠原さんに相手にされている気がしない。

篠原さんって誰か好きな男いるのかな?」


「友理奈は私の親友だけど・・・

全然男の子の話しないんだよねー。

誰が好きなの?って聴いてもはぐらかすんだ。ごめん、友理奈については皆目見当がつかないの。

そうだ、落合君、児玉君はどうなの?好きな女の子がいるって話あるの?」


「いや、そんな話は聞いたことがない。

まあ、誰とでも仲良く話すからなー。

あいつ飄々としてるし。

たぶん、佐々木さんのことは嫌いじゃないとは思うけどね。」


「ううっ、それじゃ頼りないよ。もし、他の女の子好きだったら、困る。

とても、今日告白なんてできないよ。」


「そうだなー。困ったな・・・

そういえば、今日は篠原さんと児玉が司会進行だぞ。

その二人に告白なんてできないよなー。」

高校生って恋のチャンスは限られています。やっぱり、そのチャンスを活かしてほしいですよね。


さて、次週、誰が誰に、告白するのでしょうか?


追記


すみません。11月28日(土)と11月29日(日)はお休みします。

次の週から再開です。よろしくお願いいたします。

年内に完結します。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。